高橋のブログ

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プレヴィン・NHK交響楽団 10/21(金) メシアン「トゥランガリーラ」を聴く

2011-10-22 06:47:00 | 日記
メシアン「トゥランガリーラ交響曲」、今回で実演に接するのは14回目です。

私が一番好きな曲。


指揮はプレヴィンさん


過去、接した演奏(順不同、よくわからなくなった(^^;)

・岩城 早稲田大学
・井上 新日本フィル(2回)
・井上 都響
・若杉 都響
・大野 東フィル
・サロネン N響
・外山 N響
・メルクル N響(2回)
・秋山 東響(2回)
・ラトル バーミンガム市響

全てオンド・マルトノは原田さん。っというか原田さん以外のオンドマルトノ奏者って
日本に何人いらっしゃるのでしょうか。

今回も原田さん、ピアノは児玉桃さん。


プレヴィンは、最近、電動の車いすを使っているという話を聞いたこともあり、
今回もそうかと思いきや、歩行器でご登場


こんなタイプ


もっとデザインが良かったですが。


現れてから、指揮台に着くまでが長かった。拍手も長い。ようやく指揮台の椅子に座られて
演奏開始。

第1、第2楽章は、どうも金管と弦が融合しない感じ。なぜかオンドマルトノが、とてもよく聞こえました。

第3楽章、第4楽章は美しい世界になりつつも第5楽章は、お祭りにはほど遠く。

やはりテンポが..、仕方ない部分もあるでしょうか。


第6楽章からは再び愛の世界へ。

名演部分あれば、う~む..と思う部分もあり。

そしてフィナーレ。冒頭のTpのファンファーレが鳴り響いて、さぁ、ハイビームへ!と思うや、
すぐに一瞬ながら演奏が止まりかけました。繰り返されるファンファーレの音量が
沈みかけたのです。アンサンブルが乱れ...。

なんだ、何があったのか!と思わず声が出そうになってしまいました。

コンマスの堀さんを凝視すると、平然と弾かれていて、それに皆が何とか
合わせて持ち直し。

プレヴィンが倒れかけたのか?とも思いましたが、原因わからず。ファンファーレ部分は
別に難しい箇所でもないのですが、ここで崩れるとは...。

その後も、テンポは重く、進みます。あちこちでキズも続き、私は
「どうか、ゴールまでなんとか無事に!」と祈るような想い。

そう思う私とは反対に、プレヴィンは、また平然と指揮をし続けます。

何とか、最後のクレシェンドまでたどりつき、私は一安心。

あぁもう大丈夫!とそんな印象で最後のクレシェンドを堪能しました。

児玉桃さんのピアノはとても良かったです。

なお、楽章間は殆ど休みを入れませんでした。こういうスタイルは初めて。

非常に複雑な想いで、帰りの電車に。今日、午後3時からの演奏も聴きに行きますが、
期待より不安が増しています。


NHKFMのゲスト解説は野平一郎さん。少し録音で聴きましたが、演奏をあまりほめることなく、
曲について語っていらっしゃったような。それが、今回の演奏の印象だったのかもしれません。

ちなみに野平さん、数年前のメルクル・N響の時、この曲のピアノを弾かれましたが、
あの時は、暗譜でした。私、この曲を暗譜で臨んだピアニストって野平さんしか知りません。

別に暗譜ならいいのか?ということではないですが、やはり凄いです。
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