湘南空手道連盟OB会

40 乱戦連戦

年が明けて昭和49年、3学期の始まりである。

この頃はよく取っ組みあいになっていた。

しかしまあ何戦くらいしただろうか。

本当によく絡まれる。

今にして当時の写真を見ると納得する。

早い話 殴りたくなる目つきをしてるのだ。

イジメの被害者の顔写真がよく報道されるが

ああいう顔つき目つきだ。


気をつけているが
今でも完治しているわけではない。


社会人になった後も会社で

「むらちゃん、パ~ンチ!!」

と井上に 後頭部を はたかれた事もあった。

困ったもんだ。


特に当時はそんな事に全く気がつかないから

とにかく空手やるしかなかった。


「そのカバンが いけないんじゃないか?」

同級の松岡に言われた。

実は親父が使っていたカバンだが

新しいカバンを買うのがもったいなくて使わしてもらっていた。

よく見てみると渋すぎる。

竹生に話したら

「じゃあ俺のカバンと取り替えてやるよ」

親父も異存なし。

竹生は俺と違って元から強いから問題なかった。感謝。


普通のカバンにして少しは減ったかと思いきや

また電車の中でからまれる。

座っていたら横の変な奴がひじを立てて

俺の頭をゴリゴリやってきた。

左裏拳脾臓打ちから回転右フックをかます。

車内が騒然となる。

反町で止まったので掴みだして外へ出たらそのまま逃げられる。

こんな事ばかりだった


それが収まるになったのは

もうしばらくしてからである。
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