全国から極真にあこがれて入門してくるわけだから
それなりに強い奴も入門してくる。
沖縄空手バリバリの奴が白帯で入って来て
真樹先輩のアゴに足刀横蹴りを入れてきた奴もいた。
さすが真樹先輩、キチンと捌かれてそれなりのお返し(笑)もされて対処されていたが。
しかし指導員にまでいかせては行かんのだ。
そんなわけで我々黄帯が元気な入門者を締めるわけだ。
とはいえデカくて強い奴も現れる
そんな時止めて(締めて)くれるのが高森先輩である。
高森日佐志先輩。梶原兄弟の末弟で普段は物静かな優しい方だ。
当時は現代カラテマガジンの編集長。
当時は黄帯を締められていたが空手何ぞやっていなくても強い!。
生意気なデカい奴が来ると必ず高森先輩がしっかり締めてくれる。
おかげで俺の出番がなく(笑)助かった事も多々あった。
6級でも荷が重いかと感じていたが
いろいろあって自信も出てきた。
『とりあえず5級受けておくか』
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