湘南空手道連盟OB会

198 裂帛の気合い

「うおりゃあああああ!!!」


裂ぱくの気合いだ!。


『こいつだけは許さん!』


死を覚悟した、いやさ超越していた。


「なんだお前?!」


小崎が振り向いた。


「やんのか?!」


やられる?


二年前の小松にぶち込んだ前蹴りが出るか?!


いったれ!


しかし


「どっち見てんじゃ?!!!」


どおんんんんんん!


一瞬何が起きたかわからなかった。


小崎の身体が俺にもろにぶつかった。


が同時に反射的に低い体当たりをかましていた。


心意把! 拳法で言う体当たりだ!が


俺がかましたのは和道組手三本目!(左右逆バージョン)。


しかし何か変だ。


背中に叩き込んでる。


二本目とごっちゃになったのか?


と思ったら小崎の身体がそのまま倒れこんだ。


栗山の包丁が小崎のどてっぱらをぶち抜いていたのだ。
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