前回の続きです。
仙石東北ラインの列車で石巻駅に着いたのは13:15。仙台から約1時間で到着しました。
駅のホームに降り立つとどこからかかなり強めの煮干のような、魚介類の香りが漂ってきました。
石巻駅付近はどこでもこんな感じの香りがします。
お昼とあって駅周辺の定食屋さんやラーメン屋さんはどこも大盛況。
しかし、自分は先程仙台駅で軽く食事を済ませたのでひとまず日和山公園へと向かいます。
駅周辺は津波による浸水の被害を受けたようですが8年たった今、特にそのような様子を感じさせるものはありませんでした。
日和山公園の頂上までは駅から10分ほどで辿り着くことが出来ました。
その道中のこと。
これは公園へと続く急な坂道の入口の写真です。
画像右が海側、左手が石巻駅方面です。
道路が傾斜しているのが分かると思いますが、これは地盤の嵩上げ工事の結果出来た傾斜との事。
ここに来てようやく、震災が残したものを感じさせられました。
写真の右下から続く坂道を登って、日和山公園の頂上を目指します。
日和山公園から門脇地区と日和大橋方面を眺めるとこんな感じ。
真ん中の川は旧北上川です。
手前の門脇地区はようやく宅地の再造成が始まったようでした。
「日和大橋」でググって見てください。津波に襲われる前、そしてその直後の写真が山ほど出てきます。
こんな感じの画角でTUNAGOのMVにもこの公演は登場しています。
このベンチも登場していました。
また、日和山公園にはツツジの花や桜の木なども沢山植えられています。いい時期に来れば花々も楽しませてくれそうです。
こちらは海と反対側、旧北上川「中瀬」。
ドーム型の建物は有名な石ノ森萬画館です。
あの時、この中瀬での浸水高は約6m。
沢山の地元の皆さんがこの場所から街が沈んでいく瞬間を見ていたと思うと居た堪れない気持ちでいっぱいです。
ここまで見てきたのは人が帰ってきて、新たに活動を始めているエリア。
この門脇地区の隣の南浜地区(画像右側)は、国のとある計画によりほぼ更地のまま工事が続けられています。
続きます。
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