前回の続きです。
日和大橋から見た南浜地区と門脇地区。
入ってすぐの広場。奥野香耶さんがMVの中で歌っていた場所です。
サビの全員歌唱もこの場所。
この下にはメインの船が展示されています。
南浜つなぐ館を後にして、何も無くなった街中を海側へと進みます。
震災後、新しく作り替えられた津波堤防沿いの県道256号線の日和大橋を渡ります。
日和大橋から見た南浜地区と門脇地区。
こうして見ると、如何に地震があったら高台へ避難するのが重要であるかが分かります。
次の目的地はサン・ファン館。
南浜地区からの経路を調べてみると、徒歩7kmと出てきました。
まぁ行けるっしょ!と友人と256号線を進みますが、早くも日和大橋を超えた辺りで二人とも心が折れてしまいます。
タクシーを捕まえよう、という話になりますが全く来る気配がないので配車を頼むことに。
タクシー会社に電話をかけたところで軽くトラブルが起こります。
「どこへ伺えば宜しいですか?」
と聞かれた僕。
土地勘皆無の僕でも分かりやすいように日和大橋を超えてすぐの信号機のあるそこそこ規模のある交差点で電話をしたのですが
なんと、信号機に交差点の名前が下がっていないのです。
周りにガスタンクがあったのと、Googleマップとかいう文明の利器によって事なきを得ましたがやってきたタクシーの運転手さんによると、
「信号機がみんな流されたから、元あった場所に新しく信号機を置いただけ。」
「交差点の名前になってた建物が流されてたり、地名も今後どうなるか分からないから交差点に名前は付けてないらしい。沿岸部はみんなそうだよ。」
石巻に限らず、東北の太平洋岸では少し注意した方が良さそうです。
道中、車窓からは復興住宅だったり昔学校があった場所なども運転手さんから教えてもらいました。
「あの時みんな流されちゃったから。それ以上でも以下でもないんだ」
復興住宅の姿はまさに現代のニュータウン。同じ形の建物が並んでいます。
そんな話をしながら万石浦の入口にかかる橋を渡り、サン・ファン館の敷地まで送り届けて貰いました。
入ってすぐの広場。奥野香耶さんがMVの中で歌っていた場所です。
サビの全員歌唱もこの場所。
ちょうど同じぐらいの時間だったのかな?
この下にはメインの船が展示されています。
青い看板のすぐ下、海面から8mの位置まで津波に襲われたそうです。
帰りの石巻線の列車の時間が迫っており博物館の中に入ることは出来ませんでしたが、WUGちゃんのMVの中を実際に巡るだけでも我々に与えてくれる何か大切なものは沢山ありました。
続きます。
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