ラッパ練習は、乗馬に行ったりいろいろ時間が取れない場合、あるいは雨天の場合にはできない。
いつも2つ巻B♭管ラッパで練習していたけれど、3つ巻G管ラッパもまたいいかもしれん、と思うて悩んだ挙句、結局買ってしまった。
ラッパのメーカーとしてはヤマト、あるいはシモクラが有名だけど、実際に買ったのはゼンオンのラッパだった。
たちまちはマックストーンはいろいろ聞くと評判があまりよろしくなかったので避けたわけだが、さてさて吹いてみれば音抜けはいいけど標準装備のマウスピースが曲者でえらい吹きにくい。
2つ巻B♭管ラッパで甲高くパンパカパーンと吹いていただけに、このギャップは何これ状態だったのは否定できん。
さしあたってはどうすりゃ、とまた悩んで、伸縮管(音ピッチを変えるパイプがあるのだ)をストレート式にしようとネットで注文して、この記事を書いている夕方に来た。
2つ巻B♭管に搭載しているBachの7Cトランペットマウスピースが入るかどうかを確かめてみると装着可能だったので、実際に標準装備と換装して試し吹きに、いつも練習場にしている山間の田んぼのあぜ道に行って吹いてみた。
やはり標準装備のマウスピースで吹くよりかは断然違う。
音抜けもかなり良くなったし、標準装備では出せなかった低いドまで出せるようになったので、『君が代』ができる。
君が代、といっても国歌の君が代のメロディではなくてラッパ譜としての君が代。これが実際に吹かれているのは海上自衛隊である。陸上自衛隊は陸上自衛隊で全く旋律が異なるところだ。どうしてそうしたのかは全く不明だが。
ついでに、英国の「Last Post」と米国の「retreat」を吹いてみた。
上記のモノについてはこれは2つ巻B♭管ラッパで吹いたほうがどうもいいようだ。音程的に。
唇の形と舌の動きと息の吹き込み加減で音を変えるという単純にして至難なラッパだが、なかなか奥が深いところだ。
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