いくらこんなデザインにしたい、
こうしたいと思っていても、
実際仕上がるとまず思い通りにはいかない。
デザイン能力が足りないとも言えるし、
想像力が現実からズレているとも言えるし。
自分が宣伝美術を作る時、
このズレは「そもそもあるもの」と思っていて、
後ろや横にズレる事もあるからには
前にズレる事もあると考えるようにしている。
前にズレる。
これが意外と、そこそこある。
今回のチラシデザインは
想像よりも前にズレました。
ズレる要素は
写ってくれた役者さんが
持っている何かであったり、
手伝って頂いた何かであったり。
その時に知った何かであったり。
ちょっとした運とかガチャ要素であったり、
うまく引き寄せた何かであったり。
計算通りも良いけれど、このズレがなければ
想像できるものしか作れない。
だから、自分はこれで良い。
デザインの仕上がりを見た自分が
「何だかわからないけど良いな」
と思えるのも、これまた良し。