宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

星ひとつ

2014-05-30 14:13:21 | ■宣伝美術の大事な話■
チラシを長く長く作ってくると、どこかで
代わり映えしない自分の限界とか引き出しの増えなさとか、
作ったモノたちが似たような仕上がりになって悩み出します。
これ役者さんでも他のスタッフさんでもきっと同じような事を感じるんでしょうね。

ただ、絶対忘れちゃいけないんですが
お客さんはそんなこと気にしません。
チラシを見たときに興味を持つかどうか、それだけです。
最近作風が煮詰まってきて、とか伸び悩みとか
よほど追いかけてる人でなければそんなのわかりません。

自分が宣伝美術活動を始めてから18年。
最近ちょうどそういうことが頭をよぎる頃合いでした。
でも僕はようやく山を飾る枯れ木の一木、銀河を彩る星くずの一星、
そして演劇をもり立てるチラシの一枚になってきた。そう思います。

自分が悩んでいるちょっとした「方向性」なんて
この山ではにぎわいでしかなく銀河内ではもはや誤差。
わかった!好きなように泳げば良いんだな。

それがわかると、ぐっと前に進める。
それを喜んでくれる人がいる。素晴らしいじゃないか!

来月6月13日~15日は
奈良の王寺りーべるホールにてEVENT-STATION.さんの舞台本番です。
パンフ製作は今まさに佳境。乞うご期待!

時を同じくしてその頃もうひとつの仕事が仕上がります。
珍しく舞台ものではありませんが
初めてのチャレンジ、良い物ができつつあります。
これも乞うご期待!!

それが終われば演劇集団よろずやさんの「盆がえり」パンフ製作です。
しっとり仕上げます!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目に見えない事

2013-04-05 00:15:28 | ■宣伝美術の大事な話■
はいっいいですか、今日のはちょっとまじめな回ですよ。

地元で知り合いの役者さんがいまして、
その人は頑張ってチラシなんかも作ってるのですが
なにぶん未経験者で作り慣れず、アドバイスをして欲しい!
と聞きまして。あっこういうのひさしぶりだな。
で先日拝見したんです。

もちろんまだまだな事もいっぱいあるんですが
慣れないなりにも色々考えたり、頑張って練った事が伝わってきまして
想像したよりずっとしっかり作れていました。
割といいんじゃない?うん結構よかったです。

僕がはじめた時はもっとひどかった・・・

過去にも書いた事がありますが
ネットにも載せてないような初期の作品は
ホントひどい出来でした。お客さん、来なかったもんな。

僕たちが演劇のチラシをデザインする、
のはつまり

お客さんに観に来てもらいたい、

ひいては
お客さんに興味を持って読んでもらいたい、

さらにひいては
お客さんに興味を持ってもらいたい

ということです。
この紙切れの作り方ひとつで舞台に「興味」を持ってもらう。
例えばそれが演劇のチラシを作ると言う事だと思うのです。

というか、その・・・
興味???

何よそれ???という。

これが興味ですって言えない。絵にも描けない。

タイトルを大きく書いたら観に来てくれる?
カラーだったらカッコいいと思ってくれる?
良いカメラで撮ったら興味を持ってくれる?
面白いだじゃれを載せとけばウケてくれる?

ないよな。どれなんだ。良いチラシってなんだろう。
そんな言葉に出来ない事を
「なんとかしよう」として日々もがいて暴れるのが
チラシを作ると言う事。なんだな。

話戻って、
その僕にアドバイスを求めてくださった人に
チラシをどうしたらより良いのか・・・っていうことを
どう説明すれば良いんだ?
と考える時間、僕にとってとても貴重でした。

僕は結局、
役者とおんなじだと結論づけました。
なんかこういう(←ここ、身振り手振り)何かしらの「気持ち」を
狙い通り感じさせたい、と思って頑張るのが役者なら

前述の目に見えない気持ち
(僕らの場合は、興味を持ってもらう、観に来てもらう)を
(例えば)「紙の上」で何とかする、ということが宣伝美術。

僕からある程度アドバイス出来ても最後の舵を切るのは自分次第。
いかな先輩であろうとも、その先は任せるしかない。
こう伝えたい!と思ってる本人が最終的なハンドルを握ってます。

好みやセオリーは教えられるんですが正解はないです。
それは自分でなんとか見付けるもので。
そういえば最近現場で口にした事がフラッシュバックしました。

最も宣伝美術に求められることは「何とかする力」。
あーそんな気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EVENT-STATION. sta,22 屍螢-Shikabane Hotaru- パンフが目指した事

2012-11-30 01:26:06 | ■宣伝美術の大事な話■
EVENT-STATION. sta,22 屍螢-Shikabane Hotaru-
の当日パンフレットデザインを担当してその本番から
1週間が経つわけですが、今は制作過程と舞台写真を整理しつつあります。

いつも残すんですよ、過程。ボツも。
これがまた・・・楽しいんです。没でも。

かたや舞台写真も、ものすごい仕上がりです。格好良すぎます。
自画自賛というよりこれは役者さんや舞台の力でしょう。
現在皆さんの掲載了解を得ているところです。
うまくいけばこのページに舞台写真掲載OKとなるかも知れません。
もし見たい方は、12月上旬を目安に再訪して下さい。

さて先日のブログで長々と製作雑感を書きました。
ほんと長くてすみません。あれでも全部は語ってません。すみません。


僕がこの、舞台のおまけの紙切れごときに全力を注ぐのは理由があります。


1.本気のパンフレットって、ほとんど見かけない
商業系などプロの演劇パンフですら、しょぼいものはしょぼいです。
値札を付けて欲しくないほどの物も見かけます。
タダなんだから有るだけ良いでしょ、と書いてあるかのようなパンフが嫌いです。
本気を出すのにプロも素人も関係ありません。出したもん勝ちです。
じゃあ自分でやってしまおうと。
凄いものが集まったほうが、やってる側も観る側も楽しいものです。

2.僕から見ると出演する側もお客さん
お客さんだけでなく彼らも、「これはすごい」「楽しい、頑張ろう」と思わせたい。
そうなれば舞台は自動的にもっと楽しくなります。
デザインで舞台を変えられる、なんてね。いいサイクルじゃないですか。

3.ちょっとでも芝居を好きになって欲しい
一般社会全体からして、演劇がマイナーなのは百も承知です。
そんな人たちに舞台を一本観てもらうのは大変な事です。
そして次回も観てもらうのはもっと大変な事なのです。
演劇の当たり外れはものすごく大きいです。だから再訪してもらう努力は無限に必要だと思ってます。
何度か観ないと当たりに出会えないから。

3+α.「次」の人たちに芝居に参加して欲しい
お客様の中に、ちょっとやってみたい人、もいるはずだと思うのです。
なのであれだけ豪華なパンフレットのオオトリのページを1ページ丸々使って
稽古風景を掲載し、気軽に見学しに来て欲しいと締めくくってみました。

演劇人口は静かに減ってます。たぶん日本中で、関西では間違いなく、奈良では顕著に。
そして、増やす努力って言ってもどうして良いか分からないまま時間が過ぎてます。
宣伝美術さんでしかない僕には直接関係ない話かもしれないけど
舞台が無くなれば宣伝美術は無くなります。当たり前。
じゃあ自分ができる方法で増やそう。単純!

ガソリン小売り業者が熱帯雨林を保護したりとか
警察が安全講習を開いたりとか、そんなスケールの足下にも及ばなくとも
僕は本気のパンフレットひとつで
参加する事をみんなで楽しみ、演劇を盛り上げ、参加者を増やそうと思うだけです。

や、何よりこういうの凝ると楽しいでしょ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大切なモチベーションについて、長々と。

2012-11-27 23:59:36 | ■宣伝美術の大事な話■
雑感をいくつか。

宣伝美術(デザイナー)だけじゃなく、役者も、ダンサーも、スタッフも、
続けて行くとどこかで考えるのが「モチベーション」だと思うのです。

昔自分が作ったものの出来の良さが超えられない時。
同じぐらいの境遇の誰かが作った何かに悔しさや嫉妬を感じる時。
人から批判を受けて引き下がる気にならない時。
頑張ったつもりが全然前に進んでいないと気付いて落ち込む時。
いつかそんな日が来ます。

で、負けん気に押されて、怖かったもう一歩を踏み出す。か踏み出せないか。

他人を気にするな。自分で自分を磨くのだ!
とか言っても、そんなにうまく悟れないし、どこまで行っても自分は消えないです。
うまくいったときの自分と空回るときの自分との両方が。

力を抜け!芸術は競争じゃない!
・・・本当に全部そうかな?
負けても良いから負けん気が大事。
謙遜しようと、自己顕示欲は大事。


「すごいですね、私はプロじゃないのでこんな作品は作れません。」
あくまで褒め言葉の意味で、こう言う方もいます。
それは違うと思うのです。
下手でも良い。作りたい気持ちが強いから作る。けなされても。僕はそう。
上手だから作るって人は、最初は良いけど楽しくなくなるのが早い。たぶん。


始めたときから上手な人などいません。
続けているからといって必ず上達するわけではありません。
新たに知り合った他人が自分より凄いことなんか当たり前。
だから、上手い事より熱というか愛というか、なんかそんなので進むのです。

とりあえず今、楽しいです。


語り、長っ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキレスと亀

2012-07-30 16:22:59 | ■宣伝美術の大事な話■
今週末、8月3~5日にインディペンデントシアター2ndで
naka-soichiro Produce「triangle」が本番を迎えます。

チラシのデザインを担当させてもらって、
今見るとここをもっとこうしていたら、と思う事はたくさんあります。
製作時間は1週間ぐらいと限られていたし、与えられたヒントも部分的でした。
もちろん、どの仕事も大なり小なりそうですけど
この問題は特にアキレスと亀の追っかけあいのようなもので。

出し切った!と思っていたアイデアでも
この1ヶ月ちょっとで(例えノロノロとでも)僕の理想が前に進んだ分
物足りなく感じたところが出てきました。
脇に添えたアイデアが、
もっと強く押し出せばよかったなと思うことがあったり。
ここは違うものを使いたいなと思ったり。色々です。

でも経験上、宣伝美術は作り続けてもゴールに着きません。
いつかゴールを決めて「終わる」ものだと(僕は)思います。

大きくは会社のプロジェクトも、小さくはおやつのチョイスもたぶんそう。
うーん舞台もそうですね。
時間はどれだけあっても、もっと欲しいだけ。
完成を迎える区切りとしてのゴールって考えると、本番が愛おしいですね。
はい考えすぎました。

金曜日は満席と噂に聞いてます。
土曜日夜なんかが比較的大丈夫のようです。
詳しくはtriangle公式サイトへどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の賑わいの枯れ木

2010-06-08 23:23:42 | ■宣伝美術の大事な話■
自分に痛い話も、書こう。

劇場にて。
もうちょっと骨のあるチラシが増えないか、と思うのです。
最近(少なくとも見に行った舞台では)
折り込みチラシを束ごと持って帰る気になれません。
検索で見つけた画像のようなというか、判で押したようなというか、
とりあえず写真撮ってとりあえずイラレで文字載せました!というか、
どうにもパッとしない束なのです。
全部ではないけれど全体的に。

先日食事をご一緒した方々も同じ話で盛り上がってました。
曰く、欲しいと思うチラシ以外は席に残して帰るんですって。
ゴミ問題?かわいそう?でも、冷静に考えると合理的ですよね。
つまらないチラシに反対表明できる唯一の機会だし、
芝居を見に来たのであってチラシを回収しに来たのではない。
良い物は確かに良い。けど少なすぎる。
その他ほとんどつまらないなんてビジネスで言う2対8の法則。
デザインが上手とか下手はどうでもいいしプロアマも関係なく、

手に取ろうと思えるチラシが少ない。

そんな話を横で聞いてて、ハッとしました。
・・・それ、宣伝美術の仕事じゃないか(遅っ)!

「頑張ってる」ですら関係ない、常に背中合わせの話。
明日は!我が身・・・!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良演劇祭のこれからと宣伝美術と

2010-06-05 15:26:15 | ■宣伝美術の大事な話■
14年前。

「芸大生」という
自分にはもったいなさすぎる肩書きのおかげで、
宣伝美術(と演劇)の世界に飛び込めた自分。

まともな舞台を見た事もなく、
演劇チラシのこともロクに知らなかったのに
僕を迎え入れてくれて、
決してデザインがうまくなかったのに
今までいさせてくれた奈良演劇界。
そのおかげで今もアマチュアながら宣伝美術を楽しんでいます。

過去奈良には宣伝美術を専門に担当する「同業者」が
少ないなりに数名いました。
でも今は限りなくゼロです。役者兼、だったり制作さんが作ったりです。
ひとつの芝居に一人いればokで掛け持ちも可能だから
宣伝美術さんが役者さんより少ないのは仕方ないかもしれません。

芝居を見に行くたびに思うのです。
チラシがあまりにもあまりだと。
なにせ、常に芝居を見に来てくれる方「以外」の
一般の方が興味を持ってくれるようなチラシが少ないです。
宣伝美術さんは何人かいるのが理想です。
最近はどこも似たようなチラシですが
「こんな雰囲気の舞台だからAさんに頼みたい」「こっちはBさんが断然良い」
というように選択肢が複数あってしかるべき業種だと思うのです。

第二回奈良演劇祭は無事終わりました。
奈良に劇団が減ったと危ぶまれた一方で演ずる場がこうして生まれたのが昨年。
着実に続けば役者やスタッフはうまく育ってくれるだろうと思います。

僕は宣伝美術希望者が出てきて欲しいなあ。

長く続けてきた僕が手堅いデザインを作れることにあまり意味はなくて、
新たな人が現れ、もっと多様性ができて欲しいです。プロじゃなくていいです。

とそんなことを今年の奈良演劇祭で感じました。
次の作品は大阪。まもなく仮チラシ公開、本チラシデザイン開始です。
来年までに試したい事がたくさんです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと真面目に徹夜を味わいながら宣伝美術を考える

2009-10-19 12:47:10 | ■宣伝美術の大事な話■
去る10/18は中津のVi-codeでの朗読のイベント
「コエキカクロードクイベントvol.1」の本番でした。
一日スタッフでお手伝いに行ってきて無事終演。
打ち上げにも最後までお邪魔し、朝帰ってきました。

代表の窪田さん、ほか昼の部夜の部と作ってきた大勢の皆さん、
身内なのを差し引いても素晴らしい出会いでした。お疲れさまでした。

さて、

いつも言うように宣伝美術はホールで手伝いをする必要はほぼないですが、
現場にいることで得られることがいっぱいあるなあと毎回感じます。
役者さんとお話しできたり、音楽の方やスタッフさん、
更には異業種の方や、時にはお客さんや、そういった出会いが
まず大きくて楽しいです。
引きこもっていては会えなかった方とたくさんお会いでき、
お手伝いできて良かったと思います。

もうひとつ本番の舞台に接していて良かったなと思うことは
演じていらっしゃる方々が録音録画やデータ配信ではなく「生舞台」を選んだ意味が
舞台を観て肌で感じられるということ。

本来紙の上だけで何かしらを作るのが宣伝美術というデザイナーですが、
宣伝しようとしている「舞台」って、本当に「紙の上だけで」お伝えできるのか。
舞台に立つ方々はDVDを作るのではでは満足できず、ムービーやyoutubeとかでもだめで、
時代の便利ものをあえて断って表現を伝えたいから舞台なんですよ。

それをいくら机でうんうん言ってても「紙」でお知らせできてるのかなと。

文字通り机上の空論になってしまいそうな仕事が宣伝美術。
今時はメールだのWEBだの仕上がり配達サービスだのを駆使すれば
部屋から一歩もでなくたってチラシは完成できます。

が。

ああ、それじゃ逸れていくな、と
練習や舞台を観たり皆さんと雑談しながら思います。
舞台出身の宣伝美術さんならともかく
僕は特に舞台経験が限りなくゼロなので殊更に大切な経験なのです。

現地まで移動しお金を払って2時間も座って生の舞台を見るのは
色々手間がかかったり面倒に感じたりする方もいるだろうと思います。
そんな人たちを紙1枚で「あっこれ観に行こうかな」と思わせるって
便利になった今は並大抵ではない難業だと思います。

一ヶ月あたり数千円で20~30ページの読み物60部を
毎日家まで届けてもらって読める新聞ですら
もったいなく感じて拒否する現代。

CDの売り上げが過去例を見ないほど落ち込んで
ネット配信の本数がCD売上数を上回ってもニュースにならない現代。

舞台だって並の努力では来客数が年々緩やかに下降曲線になるでしょう。

それでこそ宣伝美術の腕の見せ甲斐がある時代、
と言っていいんじゃないでしょうか。

当日スタッフまで兼ねるのは
さすがに体力や年齢やデザインの忙しさとも相談して
そのうち出来なくなることじゃないかと思いますが。

今はこれで良い。

と、徹夜明けの眠い頭で、ちょっと長めにそう思いました。
今日、会社を休みにしておいて良かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宣伝美術に迷う全ての演劇関係者様

2009-02-16 20:47:36 | ■宣伝美術の大事な話■
突然ですが、
みなさん「宣伝美術」と聞いて気になることは何ですか?
それは「お金=デザイン料」ではないでしょうか。
実際、宣伝美術をやっている者ですと自己紹介すると
どの位のデザイン料をとるのかをよく質問されます。

また
「お金がかかるから」
「絵が描ける子ならいるので」
「Photoshopなら持っているので」
宣伝美術は必要ありませんという方も多いです。


最近劇団の大小問わずこういう声が増え始め、危機感を抱いています。
とてももったいないです。


自分で作ればただで済む。数万円節約できるから宣伝美術費は要らない。
本気でそう思ってらっしゃる方は一度私と飲みにでも行きませんか?
大阪近郊でしたらぜひ。

宣伝美術を頼むとどこが得?デザイン料って何?
今のチラシではダメなの?どんなデザインにできるの?
ほか、聞きたいことを遠慮なく聞いて下さい。
心を込めて説明します。
そしてデザイン料は高くないと理解し、
安心して宣伝美術さんを利用して下さい。

うまい事言って無理やり納得させるだけじゃないのかって?

心配な方はメンバー数人で同席下さっても結構です。
話を聞くだけで?ええ、もちろん大丈夫ですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デザインをしようとしている人へ

2007-11-26 00:28:04 | ■宣伝美術の大事な話■
舞台宣伝美術にありがちな制約。けっこうあります。

予算が少ない。印刷サイズが小さい。片面しか出来ない。
リソグラフなど白黒しか使えない。細部がつぶれる。
インクジェットなどで紙のはしまで印刷できない。
撮影をする時間がない。デザインを詰める時間がない。
そもそも脚本が未完成。出演者が変わりそう。
そのままデザインすると受け入れられそうにない題材。
よその団体が最近同じ演目をやった。
指定が多すぎてデザインさせてもらえない。
パソコンが使えない。字が下手。または絵が描けない。


どんな制約も、捉え方を変えれば紙一重で良いデザイン。
むしろチャンスだと思います。

それすら楽しんで、考えて、取り込んでしまえば勝ちです。
デザインで変に格好つけるだけじゃ、何の意味もありません。
作ってる側の楽しさが伝わったら素人作品でもお客さんは来る。
そういうものです。
そこにプロのエッセンスが加わればもちろん強いけど

技術が追いつかなくて、
とりあえずカッコつけてるだけのフライヤー

うまくまとまってないけど「伝えようとすることを楽しむ」
気持ちのこもったフライヤー

なら、お客が見たら後者が良いに決まってますよね。
最近(演劇フライヤーに限らず)そう思うことが多かったので書きました。
それと自戒を込めてます。最近ちょっと小手先に走りがち。いかん。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする