何もできない。何かを見つける。

さて、今日も宣伝美術のお話ですよ。

・・・宣伝美術なんか（笑）に、よくそんなに書くことがあるなとお思いの方。
一部そのとおりです。確かに頑張ってネタを考えてます。

でも裏方ながらに想うことはちょっとずつ積もっていくものなのです。
なにせ発表の場がない裏方（表方）職業ですからね。
同業者が読んで「そうそう」と思ってくれるのもまたよし。
一般の方が読んで少しでも宣伝美術の世界に興味を持ってくれればまたよし。です。

今日は舞台と宣伝美術で新たにみつけた、「違う」ところ。

五感のうち、視覚しか使えない。
音響も、照明もない。
奥行きも、時間軸変化も、移動もない。
発表持ち時間は、本編の1/100。ひどいと数秒。
多いと数十のチラシが同時発表（挟みこみ）し、そのうちの一枚になる。
予算は本編の数％。
宣伝美術の舞台はだいたいB5ぐらいの、こんな狭い四角形です。

そんな制約の中でなら、何でもできるのが宣伝美術です。

文字と戯れるもよし。空だって飛べる。変身もできる。夜にも昼にも亜空間にもなる。

そんな感じで小さい舞台、また新たに完成します。
今月末仕上がり来月お披露目です。