未知、年末、バランス

今、演劇のチラシやパンフから離れて作っているのがありまして、
それはCDジャケットでして。以前作ったものから久しぶりとなる続編です。
デザインはシンプルで特に目新しい事はしない方向ですが、
作り方に関して少し本気度を上げてます。前回よりも写真を。かなりガッチリと。
仕上がりは夏頃。お楽しみに。

そして早くも年末頃のお仕事の相談を頂く時期になりました。
年末にはいくつか仕事が重なりそうですが、
どれも今までとは違った、未知の、面白いものが作れそうです。

自分らしさを消すというのは「クリエイター」と考えれば退行でありマイナスですが
僕は前進でありプラスだと思ってます。次々目標が新しくなる。ね、節操がないですね（笑）
作風？は、僕はいりません。というか、僕はたぶんあまり作風がないです。
クオリティ？も、あまり気にしてません。低いのも割と頻繁に混ざります。
とにかくやりたいことを全力でやる。空振りでも。

僕にとって宣伝美術はまず舞台ありきの活動です。
デザインの為に題材を貸していただき、制作活動に資金と発表の場をお借りする。
こんな僕を長年やってきた今も変わらず呼んでもらえていることに心から感謝していて、
自分の作風どうこうよりもいかに先方が喜ぶか、その先のお客さんが喜ぶか、に全力を注ごうと、
それで結果的に恩が返せてたらいいな、というのが今のところ僕の宣伝美術を支えるモチベーションです。

さあ今年を折り返したぞ。やりたいことが「ほどよく」たくさん。
奇跡的に心地よいバランスを維持できているこんなとき、運ってすごいなと思う。