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宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

難しさとやりがい

2016-05-13 00:09:59 | 宣伝美術
先日までほぼ同時に作っていた2作品のチラシがあります。
つい先ほど両方入手することができました。
いい仕上がりにホッと一息。
何年やっていても実際に仕上がるまでうまく印刷できているか不安で恐いんです。
毎回毎回言ってますが本当に完成までずっと恐い。
印刷って「魔物」ですから。

さてそんな2つのチラシのうち一方、
「村上佳子ひとり芝居」@in→dependent theatre 1st
 

こちらは今回初めて宣伝美術を担当させていただいた団体さん(=役者さん)です。
ご本人曰く「本当に役者か?と思うぐらい嘘が下手なんです」とのことで
本当にスパッと竹を割ったような性格の「男前」な女性です。
そんな方にご指名いただいて宣伝美術は初担当というのもあって
とても緊張したんですが、仕上がりを心から喜んでもらえました。

チラシ画像のいいねの数が自分史上最多、であったり
東京の父から電話がかかってきた、であったり
遠方の友人が何人も「観に行く」と言ってくれている、であったりという
村上さんが現実にいただいたというリアクションひとつひとつも全部嬉しいのだけど
ご本人からの「とても気に入っている」をいただきました。
嘘のないこの言葉に勝るご褒美はありません。

いつも僕は泥臭いぐらい「お客さんを呼べる事」にこだわっていて
それも「ミスマッチのないお客さんにジャストミートで届く事」を目指して作ってます。
この「目指している」がポイントでして、目指していても毎回うまくいくはずなどなく、
今回はどこが不足なんだろう、あのチラシとはなにが違うんだろう、と
他作や自作を推理しては考え込む日々です。

しかしそれにも増して「気に入ってくれる」のは大切です。

僕はこの言葉のために宣伝美術なんていう手の込んだ趣味を続けていると言って良い。
当人が気に入って、それを気に入ってくれるお客さんがいる。そこまで繋がるとさらに嬉しい。
しばらくこれらの喜びを糧にして進もうと思います。

「村上佳子ひとり芝居」@in→dependent theatre 1stの公演詳細はこちら
もう一方のチラシ演劇集団よろずや若手番外公演「トランス」の話はまた後日。


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