宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

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2099-01-01 00:00:00 | ■宣伝美術の大事な話■
宣伝美術家TOMのブログへようこそ。

※宣伝美術とは、演劇や舞台に関するチラシ、ポスター、チケット、パンフレットなどを
デザインし製作するお仕事です。世間では映画関連のデザイナーさんも指します。

1996年、大学在学中に知人に頼まれて製作して以来大阪や奈良を中心にあくまで趣味として宣伝美術活動を続けています。
デザインに必要な素材は自分で揃える主義です。書道もののタイトル作成を始め、撮影、イラスト、工作物、製本、CG、撮影小道具、独学で調べながら自分で準備してデザインしてます。

素材撮影とあわせて本業ではないながら舞台撮影もさせていただいてます。Nikonをメインに使用、サブにFuji。過去色々(Olympus、MINOLTAなど)使ってきました。

今までの作品の紹介は
宣伝美術 - 宣伝美術家TOMの作品紹介
宣伝美術家TOM tumblrでご覧下さい。
ご連絡は
上記ページ内のメールフォームか、こちらまでどうぞ。
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予想通りと予想外

2024-10-31 22:14:00 | 宣伝美術

演劇集団よろずや 第三十五回本公演 オー・マイ・リョーマ、終幕。

7回とも満席でした。

ひと安心、よかった。


過去何度も再演されてきた作品のチラシデザインをゼロから変えて挑んだので、これで客席が埋まらなかったらどうしようと気が気でなかった作品です。

チラシについてはかわいい、ポップ、楽しそうとおおむね狙い通りの感想をいただけました。

なにより、「お芝居初観劇」のお客様を割と見かけたのが嬉しい。いくらかの新規流入があってこそ健全なバランスが保てるというものです。


チラシはお芝居を観に来る前に手に入る大事な手がかり。でも生の舞台と紙のデザインはそもそも違うし、早々に完成して配るチラシと数ヶ月練習して仕上がる舞台とが変わってくるのもまた当然。その差をどう収め切るか。先読みの先読み、、、してもズレるんですよね。これが。


チラシと揃えたデザインに出演者さん21名全員を並べ直した当日ポスターも好評でした。

掲出する場所を悩んで建物受付から外向きに飾った結果、お客様が開場待ちの30分間に気軽に撮れるのがちょうどよかったみたいです。縦長なのも気軽にスマホで撮りやすかったみたい。狙い通りも偶然もあってまさに塞翁が馬みたいな。

舞台自体も拝見しましたがとても面白かったです。

お互いの必然と偶然がうまく絡み合ってできたのがこの公演。やりきれなかったアイデアはまた次回。

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リーディングシアター「電話をかけに来ただけなの」チラシデザイン

2024-10-23 11:58:00 | 宣伝美術

しばらくぶりに朗読のフライヤーを製作しました。こちらの代表さんは奈良から大阪へ宣伝美術活動を広げた頃から懇意にしていただいて気がつけば15年以上。今も活動の大切な原点の1つになっています。








演劇と似ていながらもまた違う朗読の世界。海外文学なのも相まっていつもと違う匂いや手触りに。

赤い糸をキーに字で遊ぶデザインにしつつ静かでいて世界がズレていくような、気配無く何かが迫り来るようなチラシになりました。

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並行

2024-09-20 08:24:00 | 宣伝美術

久々の人から久々のご依頼があって、締切までそれほど時間はないのですが普段あまり経験のない題材をデザインできることになりました。


時間がないということはストレートなデザインになるということ。そして、持ち合わせの手癖がないということです。


演劇集団よろずやさんの当日パンフレットデザインと並行。こういう掛け持ちも久々で、これもまた楽しい。束の間の多忙を楽しむ!

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脳内と現実

2024-08-04 10:22:00 | 宣伝美術

いくらこんなデザインにしたい、

こうしたいと思っていても、

実際仕上がるとまず思い通りにはいかない。

デザイン能力が足りないとも言えるし、

想像力が現実からズレているとも言えるし。


自分が宣伝美術を作る時、

このズレは「そもそもあるもの」と思っていて、

後ろや横にズレる事もあるからには

前にズレる事もあると考えるようにしている。

前にズレる。

これが意外と、そこそこある。


今回のチラシデザインは

想像よりも前にズレました。

ズレる要素は

写ってくれた役者さんが

持っている何かであったり、

手伝って頂いた何かであったり。

その時に知った何かであったり。

ちょっとした運とかガチャ要素であったり、

うまく引き寄せた何かであったり。


計算通りも良いけれど、このズレがなければ

想像できるものしか作れない。

だから、自分はこれで良い。

デザインの仕上がりを見た自分が

「何だかわからないけど良いな」

と思えるのも、これまた良し。

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