大地震の後、
私の勤めている会社でも危機的状況に陥りました。
工場に関しては、工作機械も含めて問題はなかったのですが
主要部品の素材が入ってこない!
素材が入ってこない→加工ができない→製品があがらない→納期が間に合わない→検収があがらない→会社が傾く
という図式になってしまいます
不況の中、なんとか踏ん張ってきたところにメガトン級の爆弾が落ちてきたようなもんです
郡山市にある鋳物工場と資材調達の上司が連絡を取り合いなんとか22日に納品すると回答を得て
ホッと一安心していたところ、先方からやっぱり無理との連絡
車の調達が不可能なのと燃料がないとのこと
急遽、取りに行かなければならなくなりました
(18日当時、全ての運送便は東北方面配達不可。一部便再開も中継所留め※ここまで取りに来いということ。)
上司一人では不安なので即座に声をかけ自分もサブで向かうこととなりました。
これまでの一週間楽観視できるニュースはひとつもなかったので多少の不安はありましたが
地図はググッて(といっても4号線まっすぐだけどね)戻れなくなった場合の新潟方面や姉のいる秋田県も確認
(備えあれば憂いなしということで)
トラックは給油なしで十分戻ってこられますが、こちらも万全を期して予備にポリタンで合計40Lを用意
食料も現地で調達できないことを予測して2つ あとは、飲料水に合羽(予報は雨)
上司と待ち合わせて21日AM3:00に岩槻を出発
当初、常磐柏からのルートで宇都宮まで行く予定でしたが
東北道が宇都宮まで開通したので岩槻インターから乗ることができ
宇都宮からはひたすら下で4号線進むことになります(緊急車や災害用物資を運ぶ車はそのまま福島まで行くことができます)
東北道にのると予想していたような緊急車両や大型トラックはほとんど見る事もなく貸切状態でした
空輸、船便や鉄道貨物で送っているのでしょうかね? 緊急交通路としては少し疑問
宇都宮インターをAM4:30に降りてからは293号から4号線へ
4号線に入った時はまだ暗かったのですが、各ガソリンスタンドにたくさんの行列ができていました
もちろんスタンドはまだしまっている
これは目的の郡山へ着くまでいくつも見かけました
行列のできているスタンドとないスタンドがあるのである程度情報を共有して並んでいると思っていたのですが
帰りに発覚
明け方並んでいたところで空いているところと閉店のまま行列がなくなっているところがある
通った時間を考えると開店後に油がなくなったとは考えにくく、
ある程度ヤマを張って並んでいたようです
こちらと違って車がないとなりたたない地域なのでひっ迫した状況と切実さを感じました
那須を越え白河(ここから福島県)に入る頃には明るくなってきたので まわりの状況が見えてきました
最初は点在していた屋根瓦の落ちた家屋も須賀川あたりからほとんどの家屋が被害にあっていました
中には、鉄筋でできたかなり大きな社屋が半壊していたところも
上司と二人出てくるのはため息ばかりでした
続く
被災された方々のことを
思えば、文句はいえません。
・・・が、この状態では
支援を続けること自体が
難しくなってくるかもしれません。
秋田も物資が入らないので大変らしい
ガソリンが手に入らないので、電車に切り替えたらしい
山奥で駅までどのくらいかかるのか?
p.s.姉へ業務連絡
FM聞けるネットのアドレス書き込んどいてくださいネ!