うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

『基本があれば、一を百にすることだってできる。』




私はラジオが好きだ。

お気に入りの番組「ええワード」という、
誰かの名言を言うミニコーナーがあった。

それが好きで、小さなノートに控えていた。
どれも良いフレーズで、今読み返しても
ハッと気付かされたりする。

本日のタイトルは、
元サッカー日本代表の中田英寿選手の言葉だ。

なぜこれをタイトルにしたかと言うと…。


私は読書と執筆が好きで、
殊、情景を思い浮かべて伝えると
いうことに重きを置いている。
ただ書きゃあエエってモンではない。

文章の構成や、文章表現関係の文献を
読むというのは文壇の常識だ。
私も、頃合いを見て再読したりする。

本棚に、いつ買ったか分からない
こんな本を見つけた。
不要な本は処分したいので、
サラっと目を通すだけ通しておこうと思った。

これも、忙しい現代人にはありがたい、
「ここ読めワンワン」的に、伝えたいところに
元々マーカーが引いてある。

最初の方こそ、今更こんな新社会人
みたいなこと知ったとて…と思い、
猛スピードでめくり読みをした。


ところがどっこい、である。
ところが、どっこいである。


“あ〜、はいよ〜。わかってるよ〜”と、
半ば小馬鹿にしながら読み、
ほぼ終盤に来たあたりだろうか。
『…こんにゃろ、おんどれ!ワイの
本をナメやがって!』と言わんばかりに、
名言のビッグウェーブがやってきたのだ!


私は、堪忍したってぇな!と
ベソをかきながら、ペン片手に読書ノートに
メモしまくりボンバーを決め込んだ。

…なんだ、この読了後の爽快感は。
まるで、夏の扉を開けたかのようだ。


“読んで良かった…読んで良かった…”と
心の中で何度も呟いた。

いやはや、私は自分の文章産出能力の
高さを驕っていたかもしれない。
私は、令和4年9月22日、
基本こそ大事なのだということを
改めて気付かされたのだ。


めちゃくちゃ読みやすいので、
オススメするが、決して文章が
どーのこーのという本ではない。
巧い表現があったので、そこに
感動したのだよ、私は。
伝えるという基本無しでは、
そんな感動する表現も産出できんよなと
思ったのだ。

ゆえに、中田英寿の
【基本があれば、一を百にすることだってできる】は
心の底から本当なのだ。

私は、これを二日連続で読んだという
伝説の本になったのだ。


押すなよ、絶対押すなよ!押すなって!

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