(怖い話ではないのでご安心を。)
これは、私がまだハーモニカを首からぶら下げて音楽の時間に
習った曲なんかを下校中に吹きながら帰ってた低学年の頃の話。
夜中に、トイレに行きたいと思って目が覚めた。そこまでは
きちんと記憶がありますが、この先が何とも不可解です。
当時、両親の部屋で寝ていたのですが、布団から出て1人で
歩いている時に母が異変を感じたのか、起きて私に話しかけた。
「KT!何してるんや!」
私は母に
「トイレ行くねん」
と一言だけ答えたのは覚えています。
母は、
「トイレはそこじゃない!」
と言われて、意識が戻った…と言うのか目が覚めたというのか。
その時、私はトイレとは全く無関係の位置にあるベランダに向かい、
その扉を開けて出て行こうとしてるところでした。
まさに出て行こうとしてる瞬間に母親に止められたようです。
ベランダの窓まで歩いて行った記憶が全くなく、トイレに
行きたいと思って起きた事と、「トイレに行く」と言った事しか
覚えてないんだよなぁ私。
夜中に起きて、トイレに行ったはいいが、寝ボケてて
フタを開けずにちょこんと座ってしまったりということは
誰しもあると思うけど(男性は知らんけど)、トイレとは無関係の
場所に、しかも夜中のトイレに1人で行く小1,2はあまり居まい。
私は怖がりだったので、夜中のトイレは母無しには行けませんでした。
そう考えると、1人でトイレに行こうと思った事自体が不可解ですし、一体
何に誘われて(ここは雰囲気を出す為“いざなわれて”と読んでくれよ)ベランダの
方向へ行ったんでしょうか。寝ボケてたとはまた違う気がします。
かと言って、ベランダの方で「おいで~おいで~」なんてよくある
手招きが見えたとかそんなんでもないです。
あの時、母が起きて声を掛けてくれていなかったら、
私はベランダからどこへ行ってたんでしょうか。
考えると、ちょっと怖いね。
いや~、不可解な事もあるモンです。
では、またね