罰というものは、
本当に当たるのだろうか。
私が常駐させてもらっている部署の
職員さん達は、とにかく人の悪口を言う。
当たり障りない人のことでも、
粗探しをして悪口を言う。
私達常駐組のことだって言っているだろう。
いや、言っている。
不思議なもので、そういう人には
本当に同じ波動の人が集まってくる。
この部署に用事で来て、ついでに
居座って雑談する人は、揃いも揃って
嫌われ者ばかりだ。
最初雑談でも、最終的に悪口になる。
その中でも、私はデカい土偶のような
女が特に苦手だ。小中学生さながらに
「聞いて〜」と悪口を言いにくる。
話し出したら止まらない。
まさにプリングルスのキャッチ、
“開けたら最後、you can't stop”だよ。
悪口オンパレード。終わったかと思うと、
「それで思い出したけど」と、また
違う人の悪口で盛り上がる。
怒りの沸点が高い私でさえも、
“もー、ええ加減自分の職場に戻れよ”と
思ってしまうのだから、きっとデカい
土偶は方々で嫌わられているに違いない。
そんなデカい土偶、最近見ないのだ。
たまたま今日、同僚から
“デカい土偶は異動になったけど、
体調不良で二週間くらい休んでいるらしい”
という情報が入った。
不謹慎だが…
生霊でも憑いたのではないかと思う。
同僚から聞かされたとき、
決して「お気の毒に…」なんて
思えなかった。私の名誉のために
言っておくが、いい人になら
お気の毒にって思うよ。
デカい土偶に限っては、
「罰が当たった」と素直に思ってしまう。
ざまみろと言う感情は、人間なら誰しもある。
そんなこと思っちゃダメって思ったあなた
だって、いざ自分の悪口を言ってる人が
しばらく休んだら、心のどこかで
ミジンコサイズのガッツポーズくらい
取るはずだよ。
取らないって?この期に及んで
いい人気取ってんじゃないわよ。
学生時代に、あと1人休んだら学級閉鎖!
ってとき、実際一人休んだら
ヒャッホー!となったでしょ?
それと一緒だよ。“お気の毒に、グスン😢”
なんて微塵も思わんかったでしょ。
そんな訳でだね。
ありゃ生霊が憑いてる。
そう考えると、色々合点がいく。
悪いことはするモンじゃないね。
ではでは、またね!