私がメリケンに居た頃、
ソファに座って、フリトレー社の
ドリトスを片手に、PPVの映画をよく観ていた。
(暇だったからね。)
それで知った、
「ポーリー」と「カラテキッド」。
私は、この2本が特にお気に入りだった。
ポーリーは、とにかく可愛いく楽しく、
かつ最後は感動するというストーリーだった。
鍵となるのは、ポーリーが歌っている
子守唄なんだけど、歌詞といい曲といい、
思い出しただけで目頭が熱くなったものだ。
20年振りに、
ポーリーとカラテキッドを観てみた。
まずは、カラテキッド。
不思議なのもので、
当時は感動しなかったところで感動し、
笑えなかったところで笑い、
気に入らなかった部分が好きになる、
という変化があったのだ。
PPVで観た当時より、心が震えた。
そして、ポーリー。
大好きで大好きで、ビデオまで買い、
ラストシーンが終わったそばから、
また巻き戻して再生をしたポーリー。
これがアナタ。
これまた不思議なものなのよ。
当時、随所で感動し、その度に
クシャおじさんを彷彿させるほど
クシャクシャの顔で泣いたのに、
久々に観たらそこまでじゃなかったのよ。
(クシャおじさん)
いや、いい映画には違いないよ。
ラストはやっぱり感激するし。
でも、あの時ほど純粋な涙は流れなかった。
これも、一種の壊れかけのradio症候群
なのかもしれない。
何つ〜かね。
もうオバアなんやろね、
釣りバカ日誌とかマルサの女などの
映画に関心が向いてしまう。
ほらアレよ、オジイオバアが
時代劇好むような感じと似てる。
(私は、杉良太郎が大好きだ)
そんなわけで、
私の今のベストオブベストは、
やはりまだまだ
“この子の七つのお祝いに”かな。
ではでは、またね!