「お金貸して」と言われる人だった。
相手は、兄の友達の母親だったり、
私の友達の母親だったり。
子供ながらに、“友達の親なのに、よく
お金なんか借りれるもんだな”と感心したよ。
漫画やドラマでも観たことあると
思うけど、借りるときは
平身低頭の姿勢で「すまないねぇ」と
言わんばかりに来るんよね。
ほんで、返済日が来て連絡すると、
居留守を決め込む。
または、
「もうちょっと待って、必ず返すから」
という決まり文句。
かと思えば、逆切れしたり。
そういうみじめな姿や豹変ぶりを
見てきたせいか、借金にも
借金する人にも抵抗がある。
さて、私は自宅から会社が近いので、
小さいカバンにスマホとスケジュール帳を
入れて出勤している。財布は必要ないので、
制服のポケットに200円だけ入れている。
気が向いたら飲み物を買うためだ。
本日、同僚がミニバームクーヘンを
おやつにと配ってくれた。
何か飲み物と一緒にと思い、ポケットに
手を遣った。
“ハッ!しまった!よりよって、
補充するのを忘れてしまった!!”
気の毒に思った同僚は、
おもむろに財布から千円を出し、
「小銭がないのでコレですが、貸しますよ」
と差し出してくれた。
私は、彼女の好意を喜びながらも、
丁重に断った。
絶対にイヤじゃないか、会社で
お金を借りるなんて。しかも、
飲み物を買うだけのために。
何なら、飲まなくてもいいのだ。
おっと、振り付け作成しないと!
ではでは、またね!
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