![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/56/581492235721b2509423518c99b60772.jpg?1645018279)
こともあろうに、センセーショナルな
タイトルに釣られて買ってしまったこの本。
去年買ったまま積読状態だったが、
気が向いたので読んでみた。
何つーか、言うてることは
まぁそりゃそうだと頷けるんだけど、
内容や言い回しが違うだけで、
その程度ならもっと良書はある。
最近の本は、ありがたいことに
著者が伝えたいことが太字に
なっていたりマーカーが引かれて
いたりする。
一言一句読む価値は無いなと
思ったので、マーカー部分だけ
サラサラと目を通して、ものの
20分程度で読了した。
なるほど!と小膝を叩く人も
いるんだろうけど、
何だろう…このモヤモヤ感。
私の肌には合わなかった。
私の感覚にそぐわなかったというか、
何か鼻につく。
同じ天才プロデューサーなら、
(いや、「同じ」というには
雲泥の差があるが)
秋元康のこの本の方が
何億倍も価値がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/9e/104a6c176944a6112edbae0d2d6dee01.jpg?1645019336)
秋元康が好きとかでない。
純粋に、世間を沸かせるアイドルや
企画・歌を、よくプロデュースし続けられる
ものだと思い、どんな頭脳をしてるのだろうと
興味があって買った。
いやはや、納得の一冊だった。
こんな掌(てのひら)に乗るサイズの
本で、彼の頭の中が覗けるのだ。
安いものだと思う。
文章も巧いので、そうめんを
すするようにスルスル読める。
彼は、天才プロデューサー
という名に相応しい。
ちなみに…。
センセーショナルなパン屋は、
軒並み閉店が続いているようだ。
誰かが、こんな風に例えていた。
「数年後、白いたい焼きみたいに
忘れ去られる」と。
これほどしっくりくる例えはないかもしれない。
たくさん本を読むが、駄作にあたる
ことも多々ある。傑作に出会う方が
少ないかもしれない。
故に、傑作を掴んだときの喜びは一入だ。
ではでは、またね。
【投稿後の追記】
ただ一点、今回の駄本のよかった点は、
最近のよからぬ風潮の「〜(笑)」
というのが無かったところ。
これがあると、一気に読む気が失せる。
🐰✨本日の一曲✨🐈
木梨憲武/エンドレスナイト
とんねるず全盛期に、久保田利伸が
木梨に提供した曲。
彼は歌が上手いし、この曲は
おふざけ無しで真面目に歌っているので
とても好きだ。素直にかっこいい曲。