それは、ウニ・レバー・アルコール。
アルコールアレルギーなんだよ。
ウニ・レバーに関しては、もう
匂いも味も食感も全てダメ。
鳥肌が立つ。
昔、母がどうしてもレバーを食べさせようと
「これは、美味しいハムやで」と
何やら分厚いそれらしきものをお皿に置いた。
私は、疑わしく思いながらも食べた。
噛んだ瞬間、口と鼻に広がるあの味、匂い。
情け容赦もない正真正銘のレバーだった。
二度と騙されるかと誓った。
逆に、好きなのにそれだけはダメだ
というものがある。
ブラックコーヒーだ。
砂糖×コーヒーもダメ。
コーヒーは大好きなんだよ。
ただ、ミルク感ゼロだと飲めない。
ミルクかメロディアンミニ的なものが
入ってないと飲めないのだ。
ある日、私が職場でシェルター的な
感じでお邪魔していた部署に顔を出したときの話。
気を利かせて、コーヒーをいれてくれたのだ。
砂糖もミルクもないらしく、ブラックが出された。
私の目の前に置かれたブラックは、
まるで海外プロレスラーが
大袈裟に煽っているように思えた。
さぁ、どうする？
あなたならどうする？
飲めませんと断るか、無理して飲むか、
藤原紀香（いちいち古いな。）
私は、暫し悩み考えたが、
せっかくいれてくれたコーヒーを
断る理由がどうしても見つからなかった。
『これは、お茶。これは、お茶。』と
思い込ませ、鳥肌を立てながらも全部飲んだ。
いや〜、苦行だったな、あれ。
まぁね、ブラックコーヒーはウニ・レバーほど
苦手ではないんだけど、出来れば飲みたくない。
ではでは、またね。
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