私の家は、私が物心ついた頃から
ラジオが流れていた。
それから流れてくる歌を
聴くのが好きだった。
特に好きだったのは、卒業シーズンに
流れていた斉藤由貴の卒業。
あれから何年経っても、卒業シーズンには
リスナーからのリクエストなどで
必ず流れてくる。
卒業を聴くと、流行っていた当時の
ことがありありと思い出される。
穏やかな気持ちになれる。
当時は、歌詞の意味を深く考えることも
なく、ただいい曲だなと聴いていた。
卒業が流れるごとに自分も成長し、
歌詞に耳を傾けられるようになっていった。
また、傾けながらも疑問に感じていたり、
否定的だった箇所が、
あぁ、分かる分かる!なんだコレ、
もはや哲学じゃないか!などと
思えるようになっていった。
とても深い歌詞だと思う、卒業は。
菊池桃子の卒業も好きだけど、
愛だ恋ださようならとは、また違う。
さて、一緒に秀逸な箇所を見ていこう。
この行為に対し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/1b/dccea3bb84dd2d8ab5335c04dd52ec41.jpg?1678803353)
こう呟く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/d5/5ac2d12b59bf0761b0733be85188d181.jpg?1678803397)
“やめて、思い出を刻むのは心だけにして”
そうそう、そうなのよ。
思い出は、何かで残さなくとも、
心にあればいいんだよ。捨てようか、
捨てまいかという悩みも生まれなくていい。
あなたが、もし何か捨てたいけど捨てられない
ものを持っていたとする。それが
“心の中にあればいい”と思えたら、
割とすんなり捨てられるので試してほしい。
さて、次。
この行為に対し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/de/6e3a592a4eea96eb2aec334101732861.jpg?1678803467)
こう答える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f9/094d3242265123e47e292c2bf0ce747b.jpg?1678803491)
このブログでも、度々出てきたセリフ。
“守れそうもない約束はしない方がいい”
そうよそうよ、そうなよ。
社交辞令的に「はい、ほな今度お茶でも」
なんて言ってみなさい。果たせなかったら
嘘つきの烙印を押されかねない。
「あいつぁ、口ばっかり」の
代名詞になりかねない。
信頼を得るには、むやみに約束をしないことだ。
では次。
どちらのセリフとも取れるコレに対し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e8/afa4350e91628306f0dcae52b21fff17.jpg?1678803972)
こう悟っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4f/20c6bbeb9a327633c88b2ee5c240c639.jpg?1678804021)
なかなか大人びた高校生だ。
私なら、forever friendなんていう
オシリを掻きむしりたくなるほど
気恥ずかしい言葉を手帳に書いていそうだ。
(こういう、気分が高揚しているときに
書く文章は、得てして小っ恥ずかしいことが多い)
そうだ、そうなのだよ。
どんなに仲の良い友達でも、
離れてしまうと疎遠になってしまう。
それが異性なら、もっとそうかもしれない。
いや、知らんけど。
知らんのだ、ほんとに。私には
男友達っつーモンがいないからな。
そして、
やはりココが真骨頂!
“お涙頂戴シーンで泣かないと、
冷たい人と言われそう”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/af/7680421cf6e0dbda3589a81cb1a03d98.jpg?1678804730)
しかし、こう思い直す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/7c/08360da258427605514f4bde74bd6b77.jpg?1678804741)
ぃよっ!社長!大将!若旦那!
そうだそうだ!よくぞ言ってくれた!
卒業なんて、泣くような瞬間ではないのだ!
卒業など、ほんのこの程度なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/8b/9dea8e9e9edce1e2660a0a72cf2d7d17.jpg?1678805237)
(おニャン子クラブ じゃあね 1986年)
生きていると、
“でももっと悲しい瞬間”の方が、
はるかに多いのだ。
その時に、ようやく涙を流してもいいではないか。
こういう、悲しい瞬間は、
あなたにもあるだろう。
ではでは、またね!