わたしの「いとをかし」

~「趣がある・見事だ・美しい・興味深い」の記録~

セダカバエの仲間?

2024年09月02日 | 昆虫
山道で、カメラのズーム機能の練習をしようと数メートル先の小さな虫を写した。
これまで気にも留めてこなかった小さな虫が、
赤い目と光沢のある美しい体をしていることに気づいた。

自分より少し小型の虫を捕まえお食事中?
(上の写真を拡大、虫にピントが合ってない (◞‸◟) )

いつの間にかお食事終了(数歩近寄り撮影)

ピンボケばかりの中からましな写真(↑)を選ぶと、口がストロー状に見えた。
それで、以前自宅の庭でよく見かけていたムシヒキアブのことを思い出した。
ある日ムシシヒキアブが同じくらいの大きさの虫を抱いているのを見かけ、
それがお食事中で体液を吸っていると知ったときは、衝撃であった。
葉っぱの汁や蜜や血を吸う虫はたくさんいるので、驚くことではないと妙に納得した。
さて本日の写真の虫であるが、いろいろ検索してみるに、どうもハエ目のセダカバエの仲間らしい。

おしゃれなカメムシ幼虫

2024年08月30日 | 昆虫
先週の夕方のこと、キチョウの卵を見ようとメドハギ(マメ科)をのぞき込んだら、しゃれた虫がいた。
googleレンズで調べると、エゾアオカメムシの幼虫によく似ている。
エゾアオカメムシもキチョウもマメ科が好物。

撮影にフラッシュを使用したためかシャープな印象になってしまったが、
肉眼ではもう少し丸っこくて、とても可愛らしく思えた。

下から写すと こんな感じ


キチョウの卵がたくさんあった。こんなに目立ってよいのだろうか。


ちょっぴり涼しくなった山道を歩いてみたら~その3

2024年08月29日 | 昆虫
~その3 は、「虫のしわざ観察ガイド」に載っていた虫のしわざを発見したこと。

道端にカシワの葉がたくさん落ちていた。風もないのに。

よく見ると葉とドングリが付いた枝先ばかりだ

しわざのヌシは、ハイロチョッキリ(オトシブミ科)
ドングリに穴をあけ卵を産み付け、枝をチョキンと切り落とす。
殻斗に残る小さな褐色の部分が穴をあけた痕(産卵痕)らしい。
体長9ミリのヌシがすごいことをやってのけるもんだ。

ヌシに教えてやりたいことがある。
せっかく産んだ卵、ここでは車にひかれるし、少雨と暑さのせいで干からびてしまうよと。
いや、逆にヌシが教えてくれたのかもしれない。
この山でこうして生きている、と。



ちょっぴり涼しくなった山道を歩いてみたら~その2

2024年08月27日 | 昆虫
吹く風に少しばかり涼しさを感じるようになったので午後の山道を歩いてみた。
日差しは強いが、木陰は涼しくて気持ちよい。

下の方の葉っぱが1枚、黒くなっている木があった
毛虫の集団かと思い、ズームすると


黒と黄色の警告色が目に飛び込んできた。あまり気持ちの良いものではない。
日陰で暗いので、うまく写せないが、ハチのようだ。

止まっている葉の反対側に、巣があるのだろうか。
図鑑で調べると、ムモンホソアシナガバチかヒメホソアシナガバチのどちらかだ。
攻撃的な性質らしい。10m以上は離れていたのでよかった





オオミズアオに ドキッ

2024年08月12日 | 昆虫
森を歩いていて 幹に止まっているオオミズアオが目に入り、
ドキッとしたことが 何度かある。
少し怖いような、だけど、ビクッでもない。ドキッである。
正体がわかり、「ああ、オオミズアオか」となんだかほっとし、次に「きれいだなあ」と思う。

先日、明るく開けたところのモミジに白い物を見つけ、何だろうと近寄ったらオオミズアオだった。
ドキッはなかったが、やはり「きれいだなあ」と思った。

右前翅が傷んでいる、小鳥に襲われたのだろうか。
白い鱗粉の下は、きれいな薄い緑色。


図鑑によると、モミジは食樹の一つ。
羽化後間もないのだろうか。