やっぱり ええおっさんや！ トム・ロビンソン

TRB TWO / Tom Robinson Band

1.All Right All Night
2.Why Should I Mind
3.Black Angel
4.Let My People Be
5.Blue Murder
6.Bully For You
7.Crossing Over The Road
8.Sorry Mr.Harris
9.Days Of Rage
10.Hold Out

衝撃のデビュー作に引き続き翌年１９７９年リリースの２作目。

ＴＲＢと言うと、どうしても２－４－６－８挿入ののデビューアルバムが
有名やねんけど、このアルバムもほんまにええんよな～。
特にこのアルバムはキーボードの役割が大きいですね。
故にデビューアルバムより洗練された仕上がりになっておま。
３曲目のブラック・エンジェルはシングルカットされて、
当時はＦＭなどでよく聴く事ができました。
詩の内容もトムらしくて風刺たっぷりです。
誰にでも『その時代・その時の情景や想いや匂い』が
蘇ってくるアルバムや曲があると思いますが、まさしく
この時の感情が沸々と蘇ってくる作品です。
それはとても切なくて混沌としたものなのですが
それが何故かは思い出せません。

ず～～っと昔、ＢＢ金吾氏とトムのライブを大阪で見ました。
当日までバンドでやると思っていたのですが・・・。
ステージの上はシンプルなキーボードとフォークギターと
マイクスタンドが１本だけ。
予想を大きく外した超シンプルなステージやったけど、
どんどん引き込まれて、とても楽しいひと時でした。
『良かったな～金ちゃん、さぁ帰ろか？』って会場の
出口に向かうと、外人のオッサンがニコニコ笑って立ってる。
『まじかよー？オッサンお客出るの待ってるがな！』
ご丁寧に一人一人握手して「どもありがと」って。
それまでのイメージは｛パンクの尖がったニイチャン｝やったのに
この日を境に｛腰の低い　ええオッサン｝に変わった。