今日も疲れた。とても疲れた。夕方6時半の帰り道、早く家に帰りたいと思っている車は私だけではないようで長い長い列を作っている。
信号待ち、空を見上げる。夏が終わろうとしているこの時期、夕方の6時半は夕焼け空が広がつている。夜を迎え入れようとしているこの時間、空は水色と藍色と茜色。綺麗だと思って以前写真に納めたことがあるけれど何故だろう、見たまんまには写せなくて。
車の窓に頬杖をついて夕焼け空を堪能する。流行りの音楽なんか口遊めば気分は映画の主人公だ。
今日の楽しかったこと、失敗したことを考える。あの失敗、すごく恥ずかしかったな。いつもは注意されてばかりの先輩に褒めてもらって嬉しかったな。なんて。
楽しかった日も、嬉しかった日も、悲しかった日も、死んでしまいたかった日も。夕焼け空は変わらずに綺麗で、明日はきっといい日だよと私を励ましてくれているようだ。だから私は明日も生きていこうと思えるのだ。
ふとクラクションが鳴る。慌てて前を見ると信号はいつの間にか青に変わっていて、心の中で後ろの人にごめんなさいを言いながらアクセルを踏んで家路につく行列に戻る。
また明日、夕焼け。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます