オリオン座が空に浮かぶと
君のことを思い出す
深夜1時でも、東京の空は明るくて
冷たい空気が頬を撫でていく
寒いねって言ったら
君が私の頬を両手で包んでくれた
二人並んで歩きながら
「オリオン座しかわからない」って言ったら
「俺もだよ」って返してくれる君が好きだった
東京の空でもオリオン座は明るく輝いていて
すぐに見つけ出すことができたんだ
まるで君みたいに
ねえ、元気ですか?
幸せですか?
もう東京から離れてしまったけど
あの頃と同じようにオリオン座は明るくて
冬の空気は冷たいんだ
私の頬を温めるのはココアのペットボトルになって、君の手が恋しい
ねえ、好きだったよ
今でも想ってるよ
いつか、いつか君が私じゃない誰かと
幸せに暮らすようになっても
きっと、きっと私には君だけなんだ
その時がきたら
オリオン座をながめて君を思い出すよ
それだけで幸せだから
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