妄想日記

本当にあったこと、妄想してみたことごちゃ混ぜにして全部詩にしてみた。

鳥籠の詩

2020-08-17 22:25:00 | 妄想日記

知らない男と結婚することになった。

嫌だと抵抗したけれど、男の家に無理やり連れて行かれた。

ここに来てどれくらいの月日が経った?


今の私にあるのはいつのまにか用意されている清潔な洋服と温かいご飯、読んでしまった本と1人でいるには広い部屋。まるで鳥籠の中の鳥みたいだ。


あの男は毎晩私を蹂躙していく。悔しくて涙が出ることを初めて知った。

今夜も私はあの男の下で喘ぎながらいつか殺してやると思うしかなくて。



彼との出会いは突然で。


窓から見える景色で時間の経過と何もできない悔しさからもう長いことしめきっているカーテンをなんとなく開けてみた。

外の光に目が眩んだけど、彼だけは最初からはっきりと見えていた。

日に当たって透き通っているブラウンの瞳と見つめ合う。




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