妄想日記

本当にあったこと、妄想してみたことごちゃ混ぜにして全部詩にしてみた。

積み木

2020-08-29 08:00:00 | 妄想日記
日々の少しの贅沢、例えば茶葉から淹れたアールグレイを飲むこと、土曜日の一日中本を読むこと、夕方の明るいうちからお風呂に入ること、夕飯にいつもより一品多く作ること、そんなことを幸せだと思えるような人間でありたい。

些細な日常の風景、例えば庭を飛びまわる鳳蝶、夏の終わりの朝顔、夕立の後のみずたまり、明日も晴れだと告げる夕焼け、そんな風景を美しいと思えるような人間でありたい。

毎日の幸せとか美しさとかをあなたとふたり、積み木のように少しずつ積み重ねてふたりで笑って生きていきたい。

あなたとならそうやって生きていけると思うの。
だって同じことで笑って、同じことで泣いて、同じことで怒る、そんなふたりだから。
だって、同じものを美味しいと思って、同じものを美しいと感じて、同じものを楽しいと思える、そんなふたりだから。

この先の人生も同じものを見て、同じものを幸せだと感じて、同じものを美しいと感じていきたい。
それでね、死ぬときはあなたとふたり幸せねって言いながら死んでいきたいわ。


コメントを投稿