若い人に短歌が注目されているんだそうな。
遊び事なら何十種類もあるから、「注目」とは言っても、
実際に詠み、SNSに上げてる人は多くても1.000人は
居ないのだろうけど。
短歌は呟きみたいなもんだから、そもそもツィッターと
いう道具と相性がいい。
定型(5・7・5・7・7)を利用して、普通に言うのではなく、
「何かを言っている感」を醸したいのだろう。
俳句は短か過ぎて言いたいことが言えないから、短歌に
なったんだろうと想像している。(私は冷たいねぇ)
きみといて恋してメリーゴーランドどこへも
行けないけど綺麗だねー
授業前混み合う通路人の熱 足の長さは
二メートル欲しい
標識の上を歩いてるような感覚のまま
恋をしている
上の三首は上智大学の「詩歌会」の三月歌会に提出
された作品である。記事に載せられていた三首で私が
選んだ作品ではなく、そのまま当ブログで紹介した。
まぁ、なんとも幼くて、読まされる方が恥ずかしくて赤面
するような詠み口である。(だから冷たいのよ)
40名が参加して紹介されてた作品が、この程度だから、
「短歌ごっこ」みたいな作品群である。
上智大は難関校の筈だが、大丈夫なんだろうか(笑)。
・・・ それはさて置き ・・・
近頃世間を騒がせている「チャットGPTなるAI知能」に
話を広げたい。
俳句や短歌も「チャットGPTで作れるのではないか」と
不安がよぎったのである。
パソコンに「チャットGPT・短歌・俳句・作る」と入れても
全く反応が無かったので不思議にすら思えた。
なので、「短歌雑誌」で特集されていないか、調べる
必要がある、と感じている。
そこに、上記の三首が目に入ったので、(この程度の
短歌ならAIでも詠めるんじゃないか)と思えたのだ。
いや、なにね、私のより優れた作品をチャットGPTが
詠むなら、私はどうしたらいいのか、と考えたのだ。
囲碁も将棋も既にAIの方が強くなってしまっている。
だから、微妙な雰囲気なのよ。
療法士のこゑ軽やかに四・五・六
七の所で吾も「ひち」と言ふ あいざわぶん
つい先日、私が詠んだ一首である。音読するなら、
必然的に次のようになるだろう。
りょうほうしの こえかろやかに しぃ・ごぉ・ろく
しちのところで われも「ひち」という
関西・四国では質屋を「ひちや」と発音し、看板までも
平仮名で「ひちや」と書いてあったりする。
理学療法士の掛け声に合わせてリハビリ運動をするの
だが、「ひち」と言うから私も心を一つにして「ひ~ち」と
合わせている場面である。
こういうのを「チャットGPTも詠めるのか」と思うのだ。
無理でしょうよ! 無理であってほしい。