ふるきをたずねて 🌸

遊びをせんとや生まれけん 戯れせんとや生まれけん 梁塵秘抄

やめて欲しい上司の言動

2020-08-18 20:06:20 | 日記
今日の言動
大勢の社員のなかで
○ ペンで部下を指さし
高圧的に指示をする
○ 部下が作成した書類表記を
ケチなこと
下らないこと
アホらしいこと
と皆に聞こえるように罵倒する
○ 9人しか部下がいないのに
部下を「あんた」と呼ぶ
名前を覚えれないの?

以上です。

今日のことではないけれど
某事業に差し向ける社員の人数を称して「生首」というのもやめて欲しい。

向ける生首5でいいっすか?
てな感じ。

うちらも陰で「生首」と呼ばれているんだろうなと思うと、とても不愉快です。



外見の道徳 三島由紀夫「葉隠入門」🍀 人間は自分のためだけに生きるほど強くない

2020-06-07 01:55:14 | 日記
人間の生命というのは
不思議なもので
自分のためだけに生きて
自分のためにだけに死ぬ
というほど人間は強くない

     三島由紀夫

 

冒頭の言葉は、「大義」についての三島由紀夫なりの解釈です。

ご案内のとおり、「大義」と言えば三島由紀夫が「葉隠入門」で著した「葉隠聞書」は平和な時代を生きる武士がいかに死すべきか?戦国時代のように英雄的な死が期待できない江戸時代に鍋島藩士山本常朝が「忠義に死すべき武士が生きていくための奥義」という相反するアンチテーゼを煩悶しながら説いた金言集でその根本に主君に対する「大義」があると説いています。

心に残る言葉としては。
  写し紅粉を懐中したるがよし、
自然の時に、酔覚か寝起きなどは
顔の色悪しき事あり。
斯様の時、紅粉を出し、
引きたるがよし

この言葉は 
 男のたしなみとして、
 胸ポケットに頬紅(チーク)
 忍ばせておきなさい
と言うことです。


あとで知ったのですが、このチークが武士の死生観を物語っているということを知りました。

万が一戦場で倒れ、生首として敵の総大将の面前に出されても、あらかじめ紅を頬に施しておけば青白い情けない顔を敵に晒さなくて良いという、
死んだ後の外見の道徳
  にもこだわった
武士の「究極の美学」がそこにあるのというです。

小生も
20代で独身のときは、上司から「家族もいないし悲しむ人が少ないから」と危険な現場に行くよう命じられる機会も多くありました。おそらく今はこんな言い方をする上司はいないでしょうけど、怖さを振り払って意気盛んと現場に赴いたものです。

今、子を持つ親となれば、なんとか生きて育てていかなくてはならないと・・・お恥ずかしながら、歳を重ねることにどんどん生への執着が強くなっていく。
良いことか悪いことか分かりませんが・・・

間違いないことは、山本常朝も三島由紀夫も小生も原点に立ち返れば、生への執着が人一倍強いからこそ、「死」というものを見つめるんだと思います。

さすがに紅粉は持ち歩きませんが、出勤前にトランクスだけは、できるだけ新しいのを履いていくように努めています😅






ブルーインパルスに感謝(´・∀・)👌

2020-06-02 17:11:47 | 日記
医療従事者が、ブルーインパルスの感謝飛行を嬉しそうに見上げている姿が印象的でした🛩️。
ここは素直に防衛省の皆様に国民の一人として感謝します。

このblogでは、私も医療従事者への感謝の大切さを3月から綴っておりますが、医療体制や医療従事者に対する抗議一辺倒だった新聞各紙、ワイドショーもやっと偏向報道を改めつつあります。

しかしここに及んでなおも、「感謝飛行への経緯が不透明」、「政治利用」などの恣意的な報道を散見するにつけ、残念でなりません。

自衛隊というの言葉を聞くだけで、やれ「穀潰し!」やれ「税金泥棒!」だと汚い言葉をことおっしゃる団塊世代もいらっしゃいます。

こんなYouTube画像もありました。
練習航海で国のために頑張ってやっとの思いで寄港した若い自衛隊員に前出の心無い言葉が浴びせかけられます。

自分の子供や孫に置き換えてください。かわいそうでないんでしょうか?

もうやめにしませんか?






❁昭和17年文部省唱歌「野菊」❁ 高等女学校の戦中女子教育に学ぶ

2020-05-27 23:57:41 | 日記
唱歌『野菊(のぎく)』は、大東亜戦争中の昭和17年に高等女子向けの唱歌として教科書に登載された文部省唱歌です。 

❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁

この曲を聴くと、仙台の優しかった叔母さんを思い出しますし、とても「書」が上手で綺麗な眼鏡や清楚な服を着ている近所の叔母さんを思い出します。
今から40年も前の女性たちです。

今ご存命ならば90代後半でしょうけど、仙台の叔母さん、近所の叔母さんともに共通することは、高等女学校出身だったということです。
そして、いつも慎み深く、清楚で柔和、可愛らしく、子供たちに優しい眼差しだったといことです。
今はこういう雰囲気の叔母さん達はあまり見かけなくなってしまいました。


  
 ♪ 遠い山から 吹いて来る
   小寒い風に ゆれながら
   けだかくきよく 匂う花
   きれいな野菊 うすむらさきよ

戦前の高等女子教育は、衣服(裁縫)、食物、看護、養老、育児、家庭管理、家庭衛生、割烹、家庭科学、生理衛生、教育学、音楽などのいわゆる家政学に関する教科が多く「家庭文化の継承」が主眼だったことが分かります。

また完全宿舎制の学校もあり、外来者との接触は一切禁止のほか
 「高談を慎み、いやしくも淑女にあるまじき粗暴なる行為をなすべからざるは勿論、教師年長者に対しては従順に、年少者に対しては懇切丁寧なるべし」
と規則にあります。

これは
 家庭人として
 国土の基礎を築くものは
  目覚めた母
なくてはならぬ
             「尚絅女学院七十年史より」
という教育方針のもと、女性は社会人である夫に対する「家庭人としての妻」であり、子に対しては「良識才知をもった母親」である必要を教育されたというものです。

「一億総活躍社会」をスローガンとする現代日本では、男女ともに社会で働かなくては雇用機会の均等が図れないという考えですが、
 当時の高等女学校の生徒であれば
「それでは家庭で働く女性は活躍していないということですか?」   
「社会人になることのみが、国に貢献するということではないと思います。家庭文化の継承も立派に国の礎になります」
ときっぱり断られるでしょう(後の件は実際の女学生談)。

二番の歌詞

 ♪ 秋の日ざしを あびてとぶ
  とんぼをかろく 休ませて
  しずかに咲いた 野辺の花
  やさしい野菊 うすむらさきよ  
  
ここに当時の女性によるホスピタリティとしての役割を見ることができます。
戦時中という非常事態下にあっても、慎ましく生き社会に疲れた人達を休ませるという理想の女性(母性)像が込められています。


三番の歌詞
 ♪ 霜が降りても まけないで
  野原や山に むれて咲き
  秋のなごりを おしむ花
  あかるい野菊 うすむらさきよ

石森先生の3番の歌詞は、戦後、疑義が生じます。
  「むれて咲き
に軍国主義における全体主義教育の象徴として、毛嫌いする教育者が出たということでしょう。しかし現在でも、そのまま採用されています。



今日は、文部省唱歌「野菊」について
 家庭において我が国の礎にならん
と「けだかくきよく、しずかに咲いた」近代女子教育を秋のなごりを惜しむように綴りました。
いつまでも女生徒たちに歌い継いでいって欲しい文部省唱歌です。  

また、女子の家庭婦人としての在り方をこのコロナ災禍で今一度見直してみるのも良いかもしれません。

P.S
作曲学生だった時分は、この「野菊」を作曲した下総皖一先生の教科書で対位法を学ばせて頂きました。
下総先生は、ブラームスの修辞法研究の第一人者だけあって、この「野菊」も、とても洗練された美しい旋律です。

NHK朝ドラ「エール」高原列車は行く 古関裕而

2020-05-17 03:22:00 | 日記
NHK朝の連続ドラマエール
主人公の題材古関裕而先生
の「高原列車は行く」🎵は、楽団にクラリネット奏者として在籍していた頃に、各地で吹かさせて頂いた曲です。

それ以来、勇退された先輩方との接待カラオケに担ぎ出されたときは、下手ながら毎回歌わせて頂きました。

(また六甲おろしも十八番ですから、カラオケは古関裕而先生、様々です)。


私の新婚旅行は、お金もないので会津若松と磐梯山の麓の五色沼周辺の国内旅行。

五色沼は良く晴れて綺麗な日でしたが、ボート🚣‍♂️が岸に座礁してしまい、漕げなくなっとき、実は妻の方が櫂裁きが巧くて助けられたという恥ずかしい思い出のある福島磐梯山五色沼です。





その磐梯山麓にあった、今はなき磐梯高原列車🚂がモデルになった曲なそうですよ🎵

元気が出る古関裕而さんの音楽は古関マジックですね✨まさにyellです❕


二階堂ふみさんも大好きな女優さんですが、本物の古関裕而さんの奥様の古関金子さんも可愛らしいです。




古関裕而さんは金子さんとの出会いを「共に音楽で生きていく」となぞらえてロベルトシューマンとクララシューマンに重ねていたようですが、素晴らしい芸術家の奥さんはどこかインスピレーションを与えてくれる不思議な包容力と美しさがあると思います。

それではまた



クララと子供たち