当時【半世紀前】は定置網漁業の収穫で、魚の他、蟹や穴子、時にうなぎも混入していました。
穴子やうなぎは家族分の蒲焼を除いて、私のお小遣いとして父が分けてくれたので、生きたまま村の魚屋さんに売りに行きました。
青い網に3匹くらいの穴子時にうなぎを入れてトコトコ歩いて行きました。途中暑さにバテた穴子をその前日、夏バテ防止にとうな丼で活力をつけた私が、無人ガソリンスタンドの水道の蛇口をひねり水を与えると、ウニャウニャと動き回り元気になるのです。
それが面白くて、今でもその光景が蘇ります。
穴子の収益はネコの貯金箱に入れて貯めていましたが、いつの間にか使ってしまいました。私は昔から貯金体質ではなかったんだね。
今日は穴子の日だとか?父は穴子やうなぎの頭に釘を刺し、器用に捌き、蒲焼や天ぷらにしてくれました。
懐かしい穴子の思い出話です。