古代ローマの浴場設計技師ルシウス（阿部寛）は、生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。
落ち込んだ彼は、友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。
そこで出会ったのは、漫画家志望の真実（上戸彩）たち“平たい顔族”、つまり日本人だった。
日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。
タイムスリップを繰り返すルシウスは、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが……。
風呂を愛する2つの民族が時空を超えて出会った時、世界の歴史が大きく動き出す。（ｇｏｏ映画さんより）
２０１２年4月２８日 公開
監督 武内英樹
脚本 武藤将吾
原作 ヤマザキマリ
ＤＶＤ鑑賞
自己満足度 5点満点で4点
"平たくいない顔族"の俳優総出演
素直に面白かった！
観る前に思ったのは、日本人が演じるローマ人の話で言葉はどうなるのかということ。
いや、それ、全く違和感なし！
ローマの場面では日本人俳優以外を吹き替えで喋らせ、日本人の俳優はそのまま日本語で。
それが見事に自然で、普通に吹き替え映画を観てる感じ。
逆に、ローマ人に扮してる日本人俳優が日本にタイムスリップした場面では、ローマ人の言葉を。
真実(上戸彩)がローマにタイムスリップした時は、言葉を習得しているという設定だったためそのまま日本語で。
この一連の流れが不自然でなかったことは幸いだった。
しかし、見事なまでにマッチしてるこの配役!!
特に主演の阿部寛は、顔だけではなくギリシャ彫刻のような裸体を、惜しげもなく見せてくれていて。
彼のために描かれたような作品。
共演者の濃い顔の面々も同様に。
ただ、ヒロインの上戸彩はどうにかならんかったのかと。
私とすれば北川景子を持ってきたかった。
神戸浩が相変わらずな感じで見れたのも高得点に。
