副総監誘拐事件から5年後のある3連休の初日、湾岸署管内で婦女暴行事件とスリ事件が発生する。
さらに管内で会社役員の他殺体が発見され、警視庁捜査一課は湾岸署に捜査本部を設置する。
本庁初の女性管理官=沖田仁美警視正(真矢みき)が本部長として指揮をとり、室井慎次警視正(柳葉敏郎)がそのサポートをすることになった。
それと同時に警視庁が湾岸署管内に秘密裏に設置した監視カメラシステム「C.A.R.A.S.(Criminal Activity Recognition Advanced System)」による捜査も開始され、青島(織田裕二)や同僚の恩田すみれ(深津絵里)がその任務に就くが、その監視網をあざ笑うかのように第2の殺人事件が起きてしまい、室井はその責任を取って、監視ルームに実質軟禁されることになる。(ウィキペディアさんより)
2003年7月19日 公開
監督 本広克行
脚本 君島良一
音楽 松本晃彦
TV放映にて視聴
自己満足度 5点満点で4点
これでギバちゃんと織田裕二の仲が悪くなった・・・と言われる作品。
『踊る』初心者にも見やすいような編集をされたものがこの"海外バージョン"らしいです。
実際に海外で上映したわけではなさそうで。
"海外バージョン"としてはTV初放送なんだろうけど、新聞のラテ欄に騙された~、この作品自体はもう何度か放送してたよね。
本作は9年経っても燦然と光り輝く、日本映画歴代の興行成績第4位。
これ、最初にDVDで観てたわ。
その時も、すみれさんが拳銃に倒れるシーンでジーンとしたんだったわ~、今回もね。
「やっぱり愛してる・・・この仕事を。」
「あんなに強く男の人に抱きしめられたの初めて。」
あのシーンほんと素敵!
しっかし何度見てもイヤな女性を演じさせられてる真矢さん。
ここまで傲慢で冷徹で高飛車な上司いないでしょ~。
オンナだからってなめられないように強がってるんだろうけど、これだと人間としてどーよって気になるよね。
それだけに室井さんの格が上がる。
「責任を取る。それが私の仕事だ!」ってね。
これが遺作となったいかりや長介の「警察を頼んだぞ・・・なんてな。」の最期のセリフと去ってゆく後ろ姿が心に残る。
『砂の器』へのオマージュ、"カメダ"(蒲田)
「どうして現場に血が流れるんだ。」
「レインボーブリッジ封鎖できません!」
「リーダーが優秀なら組織も悪くない。」ってコレはほっんとにそう思う!
以前勤めてたパート先の上司がクルクルパーな人間だったので、下で働くものとしては毎日泣きの涙だったよ。
これさ、まだブレイクする前の俳優がちょこっと出てたりしてるよね。
室井さんの後ろでPCいじくってるの、今よりふっくらしてる小泉孝太郎よね。
その他大勢的な扱いの佐々木蔵之介も発見!
そして、"絵に描いたような家族"がスリを重ねてたその子ども役に、まだ幼い頃の神木隆之介が~。
しかし、この作品って松本晃彦のあの音楽がすんご~く耳に残るよねぇ。
映画やドラマってもちろんストーリーなんだけど、それを引き立てるものも重要でその中でも音楽はとっても大事だと思う。
今週土曜放送の『3』ももう一度観よ~っと。