常さんの徒然写真日記

旅や趣味を写真を主に紹介、でも何となく鉄道旅行が主なテーマになりそう。

スイス ロートホルン鉄道

2003年10月10日 | 鉄道

 ROTHORN鉄道

Brienz駅から標高2244mのRothorn Kulmまでアプト式登山鉄道がある。蒸気機関車を使用することで知られているが、眼下にブリエンツ湖をはじめとして素晴らしい景色が楽しめる。季節は10月初め、シーズンもそろそろ終わりのためまず今日の運行があるのかの確認から始まる。残念ながら天候の関係で終点のロートホルンクルムまではいかないが途中のプランアルプまで行き折り返すという。結果として終点まではいけなかったが下界は晴れており素晴らしい景色の一端と蒸気機関車によるアプト式登山を堪能することができた。シーズン最盛期には乗客でごった返すと聞くがコンパートメントの一室を2人で確保し左右の車窓を存分に楽しめた。やはり折り返しのプアルプでは霧がかかり始めていた。

機関車の特徴はボイラー内の水位を水平に保つため勾配上で水平になるようにボイラーが傾いている。動力は直接車輪に伝えるのではなくラックレールと強力な力でかみ合わせるため大きく減速されたギアを介する。そこで通常の車輪の回転とは全く関係のないせわしいドラフト音が響き渡ることになる。下りはやはりラックレールをかみ合わせその回転を制御する事によりブレーキとするための蒸気運転が必要。むしろ登りよりも一層慎重な運転が必要だろうと推察する。ラックレールは仮にギアがラックにかみ合わず乗り上げたりすれば脱線し登山鉄道通しては大惨事になる。実際に開発の歴史ではそのような事例があると聞く。

        

 

 ブリエンツ湖畔船着場から国鉄線のブリエンツ駅を望む。インターラーケンへは湖の湖畔より連絡船で戻ることに急遽予定を変更した。

  ブリエンツ湖畔沿いに1k近くありそうな立派な小型鉄道の線路が敷かれていた。辿って終点にいくとまた立派な車庫までああった。活躍中を見たいものだ。



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