フッセンの宿
前夜フッセンに到着、予定では早速駅近くで街中のホテルに泊る予定だったが、予約していたホテルは街から8kmも離れていることが判明、これは私の予約時の全くの思い違いであった。やむを得ず急遽タクシーで目的のホテルに向かった。夜も遅くとりあえずついた宿で夕食をとり宿泊した。ところが翌朝改めて宿の外を見てその素晴らしい景観に驚いた。ここフッセンはドイツ最南端にありオーストリアとの国境となりバイエルン・アルプスを望む事ができる。町から遠く離れタクシーまで使ってきたのにとても得をした気分になった。
ノイシュヴァンシュタイン城
ロマンチック街道の終着点としてここフッセンにあるノイシュヴァンシュタイン城が有名。冬場は9時からお城の麓にある受付で入場券を得る。そこから急な坂道を20分登り城の入口にたどり着く。別途坂を上る馬車が用意されているが私たちは指定された案内時間まで余裕があり徒歩で登った。城は入場券と共に案内時間が指定され城の門を入った中庭より時間を定めて日本語ツアーとしてコンベアのように合理的に城内を案内される。有名観光地案内のように各国語が入り乱れて喧噪状態にならない合理的なガイドだった。ルートヴィッヒⅡ世が自己の夢でたてた城。孤独で狂気に満ちた運命と謎の死を遂げた王の城としてまたワグナーのオペラに摂りつかれたいわば誇大妄想に摂りつかれた王の城内は純粋に防衛を目的とした城とは違うやはり独得な雰囲気だった。
フッセンの町 こじんまりと落ち着いた雰囲気
市内にあるホーセンス城の城内 だまし絵のオンパレード それぞれ最適な位置から見ると本当に窓が飛び出して見えてくる。
フッセン駅
小さな町の終着駅。今は無人化され駅舎内で軽食堂が営業している。
駅舎、線路は撤去されたが使われなくなった貨物倉庫などそのまま残る。
到着した列車がそのまま折り返す。今度は制御客車が先頭になり機関車は後ろから押していく。
RE57515(快速列車) フッセン1507発ミュンヘン1707着
ミュンヘン
商店街アーケードの一角でなんとグランドピアノ付の演奏が行われていた。椿姫の乾杯の歌とかクラシックやポピュラーまで本格的に演奏。ずっと目の前で聞きいっていたのでバイオリンケースに本当に少なくなった現金からかけなし?の1€を投げ込むしかなかった。傍らにはCDの販売コーナーもあった。
ミュンヘンに来たからにはビールとジャガイモをとビヤホールに入った。写真のジャガイモ風のものはモチモチに粉を固めたものでとんでもないものだった。肉料理の苦手で小食な相方はスープばかり品を替え2杯飲んだ。係りのおばさんはスープ、スープといって笑っていた。
私も仕事で何度も行っていますが、ミュンヘンで仰天しているボール状のものは、正真正銘のジャガイモ原料ですよ。調理の仕方で多分モチモチになるのでしょうね。
レバーのすり身をボール状に固めたものが入ったスープ、「リバーヌードルスッペン」というのはトライしましたか? 最初はウッとくるほど臭いけど、食べ慣れるとはまりますよ。
次ぎの鉄道レポート、楽しみに待ってま~す!