モリハナエのシーツも持っているし、イッセイミヤケのエプロンだって持っている。
でも追悼で流れる映像は、私には知らない世界の人の着るものだ。
頂き物ばかりだったから、バブルのころだったろうか?特にカルダンのマークがついたものがけっこう家にあって、
どうして高名なデザイナーが数百円のタオルにマークをつけたがるのか不思議だった。名を汚すことのように思えたのだ。
今は何となく、有名デザイナーの物を持っているのは庶民にとっての生活のうるおいだと思える。物があふれてしまったのでそれが見えにくかったのだ。
デザイナーさんたちも嬉しいに違いない。戸越銀座でこう声をかけられたら
「私、先生のチョウチョのタオルがないと夜、寝られなかったんですよ」とか。
シーツやタオル、ハンカチ、エプロンなどは、ファッション界の底辺を支えているという事かもしれない。
って、私の冬用シーツは底辺かいっ!要再考だなぁ。