晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

街道を行く 塩田~片白編②

2017年02月06日 | 長崎街道歩き
この丹生神社の天井絵もまだ健在で嬉しくなりました。



塚崎街道でなくまたこちらのルートを選んだ理由は、5年前に次男を連れて来た塩田宿が懐かしかったから。。。
今回は日曜日なので人出が多いと思ったのですが、相変わらず人気がありませんでした。塩田川が増水し渡れないことが多く、替わりに温泉がある塚崎(武雄)街道が出来、新ルートとして人気を博していったのが、現在も後を引いているのでしょうか?





ゆいいつ、あの時開いていたお店でまた同じメニューのちゃんぽんを注文することにしました。上に卵を落とすなんて長崎では味わったことがありませんでしたから、息子と笑いながら食べたのでした。今回もそのままでこの通り。



お店のご主人が出て来られてトークサービス。若い時からの骨董集めが高じて収集された名品が、家16件ほどあるそうで、2階にもお宝がぎっしり展示されているとか。『なんでも鑑定団』からの取材もあり、「これだけは絶対に手放していけない」と鑑定された名品を、爆買いの頃に来日した中国人に売ってしまったという話などを語られました。トランクから現ナマを取り出し次々に札束を積まれると、ついに売ってしまった話などが飛び出し、出立できそうにありません。2人とも話半分で聞いていたのですが、2階に通されて、語られた話が本当だったと驚きました。案内された2階には廊下やトイレまで所狭しと絵画や壷、漆器類が並べてあった。。。





毒気に当たった私たちは、何とかねじを蒔きなおし塩田津をやっと後にできた。



歩いていると 『逸口香』の暖簾が見えました。時間が押しているので寄り道は避けたいのですがやはり気にかかります。だって長崎では「一口香」と書く焼菓子です。違いを知りたくて店に入りました。味の違いを確かめるために1個売りを購入して食したところ、さほど違いは感じられませんでした。





←長崎の一口香。中は空洞で水飴を溶かした様な独特な餡が塗ってある。

いったい今日の歩きはどうなっているのやら・・・。こんな日もあって良いやと気を取り直し後半部は頑張りましょう!志田から楢崎へ~
六地蔵を通りドウサマ墓地を抜けるとおつぼ山辺り。(『靫』うつぼがなまっておつぼらしい。)この山頂から黒髪山の大蛇を源八郎為朝が弓を射て退治したという伝説がある。あまりにも遠いぞお~。
玄関先に薪をつんである藁葺屋根の家々があるのは、たぶん薪を売って生計を立てていたという名残りだろう。





左手に見えてきたのはもしかすると御船山の北峰か!?ああ、やっとここまで来たんだと感慨深い。








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