2004年 製作国 | アメリカ/イギリス |
ストーリー
1939年のニューヨーク。世界中の有名な科学者達が不可解に姿を消していく。ちょうどそのとき、ニューヨークに巨大ロボット部隊が出現した。新聞記者のポリー(グウィネス・パルトロウ)は一流の飛行家スカイ・キャプテン(ジュード・ロウ)と共に調査を始める。事件の謎を追い、やがて一人のドイツ人科学者トーテンコフ博士の存在に行き着くのだが…。独特の世界観で描くファンタジー・アドベンチャー。
時代設定は過去のようで、現在でもあり未来を描いているようでもある。色彩をぼかすことによって架空の世界を演出しているのだろう。それは宮崎駿の世界を彷彿とさせてくれる。ファンタジー・アドベンチャーが好きなジャンルに入るとは自分でも意外なぐらい、想像上の巨大生物や植物、海中をも行くジェット機、空飛ぶロボットなど楽しんで見てしまった。(記事にはしていないが先週観た「アデル」もはまっている)空飛ぶロボットを分解しながらチューインガムを噛んでいるメカの天才デックスも頭脳派で魅力ある人物だった。ラストにポリーが残しておいた最後の一枚を撮った写真が○○で、猛暑の昼下がり暑さを吹き飛ばしてもらえた作品。
★運命のボタン
2009年 アメリカ リチャード・ケリー監督
突然訊ねてきた見知らぬ男は夫婦に奇妙な申し出をする。「届けておいた装置のボタンを押せば大金を無償でご提供します。そのかわり、せかいのどこかであなたがたの知らない誰かが死ぬのです。押すも押さないもそれは自由です・・・」。星新一のショート・ショートを思わせるリチャード・マシスンの原作からの映画で、冒頭はまったく同じ。原作はわずか文庫本で15ページほどなのに、映画は2時間余り仕立てとなっている。他の映画評を読むと原作より映画が良いと褒めてあるが、私は原作の方のエンディングが好きだった。
原作だったらすっきりする筋立てが映画ではより哲学的なニュアンスが濃くなり解り辛くなってしまったように思える。だからなのか最後まで見届けたいという牽引力は凄い。伏線となる謎の鼻血出欠、「従業員が張り巡らされている」という言葉や差別問題などが盛りだくさん。セールスの男はある惑星に雇われていて、いつか自分たちの欲望で地球が滅びると予言しているような後味の悪い映画だった。妻役を演じたキャメロン・ディアスが上手い!
「人間は自らが思い至った行動のすべてにおいて他人を巻き込むものであり、やがては自分自身に全責任が跳ね返ってくる事を覚悟しなくてはならない」の教えだろうが、観た後で背筋がぞっとするような恐怖がある。実際に、私もアチさんも翌朝寝覚めが良くなかった。
「ある日どこかで」が同作家によって書かれていたのを知り、いっそう「ある日どこかで」を観たくなりました。
真面目に見てなかったのか、内容もさっぱり思い出せない・・・。
運命のボタンは未見です。案外、長い作品だったんですね~。
「スカイキャプテン」はあまり記憶に残ってないというか、SF好きの私がそう好きじゃなかったみたい。
もう一度気分を変えて観たら、違うのかもしれませんね。
「運命のボタン」これは最後まで見たいという気にさせられる映画でしたね。
確かに後味悪いと言うか、考えさせられる作品ですが嫌いじゃなかったですね。
福島原発でも現地のお陰で都心は豊かに暮らせたわけでしょう。
それが・・・
私も何も思わず簡単に電灯のスイッチを入れてたし、今もそう。
この映画みたいに他人の命を奪ってまでお金(自分の欲求)を手に入れるって所までは行かなくても、誰もがもしかしたら人の犠牲の上に生活しているのかなって思いましたよ。
自分の意識をどこまで持っていくかですね。
私達の周りには運命のボタンが沢山あるのかもしれません。
>映像が苦手で入り込めませんでした
私も最初は我慢の子で観ていたのですが、次第に慣れたのか不自然さを感じなくなってしまいました。
もともと期待していなかったので、意外と面白いじゃんと感じられたのかもね。
>運命のボタンは未見です。案外、長い作品だったんですね~
わずか15ページの作品を、良く2時間物に膨らませたとは思いますね。エンディングが変わるのは私には肯けませんでした。
もし、観る機会があれば感想を教えて下さい。
確かに後味悪いと言うか、考えさせられる作品ですが嫌いじゃなかったですね。
そうでしたか!
以前、ganさんがコメントで書いていた「ある日どこかで」はJELLYさんも見逃した映画だったって言ってなかったっけ?あれと同じリチャード・マシスンが原作者だというからびっくりです。彼は、自分らしくないラブロマンスを加味したSFタイムスリップを一作だけ書いたと自己評価しています。レンタルでは探せませんでしたが、原作は今手元にあります。
>この映画みたいに他人の命を奪ってまでお金(自分の欲求)を手に入れるって所までは行かなくても、誰もがもしかしたら人の犠牲の上に生活しているのかなって思いましたよ。
自分の意識をどこまで持っていくかですね。
そうなのよね・・・。だから怖い映画でどーんと来ちゃうね。
>私達の周りには運命のボタンが沢山あるのかもしれません
原作はButton,Buttonで、演劇でのタイトルは欲望のボタンとなっていました。運命のよりも欲望の方があっていると思わない?
そぎゃんですね。観た後では欲望の方があってるね。
ただ運命とした方が漠然としてて観客動員しやすい興行側の思惑なのかしら・・・
星新一のファンだったので、どこか雰囲気が似た様なButton,Buttonにチャンネルがあったのかしらね^^
「ある日どこかで」はレンタルで借りて観たのよ。
探してて見つけた時は、とっても嬉しかったわん。
好評、悪評分かれる作品らしいけど、私は音楽と映像に惹かれました。
DVD買って手元に置きたいくらいです。
それにしても同じ作家の作品とは驚きよね。
一度ご覧あれ~♪
もう一度、電話で問い合わせてみると一番近くの小さなレンタルショップに在るってわかりました。午後、歌会の帰りに寄って早速借りてきます。
>ただ運命とした方が漠然としてて観客動員しやすい興行側の思惑なのかしら・・・
と思いますよ。ネタバレですが、原作では子供は登場せずに、家族は夫婦だけ。死ぬのは夫で交通事故死です。妻が「死ぬのは私の知らない誰かだったんじゃないの!」と、セールスの男に食ってかかる。すると、彼曰く「あなたは夫のことを知っているというほど解っていましたか}だったのよ!実は、映画でも私もそんな幕切れを予想していました。
こちらがずっとシリアスじゃない?
>だからなのか最後まで見届けたいという牽引力は凄い。
>いつか自分たちの欲望で地球が滅びると予言しているような後味の悪い映画だった。
>妻役を演じたキャメロン・ディアスが上手い!
>・・・の教えだろうが、観た後で背筋がぞっとするような恐怖がある。
>実際に、私もアチさんも翌朝寝覚めが良くなかった。
このあたり、全部共感です♪
記事をアップしますので(TBは送受信しない設定にしましたので)URLに入れさせて頂きますね!
お時間あったらお願いします☆
お時間あったらお願いします
楽しみです!
こちらです。またお時間あったらお願いしますね~♪
http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-2011.html
火星、見つけられましたか?
東の空から昇って来て、21~22時頃には、ほぼ真上(少し南東方向)に見えます。
小さいけど赤いので、すぐに分かります☆
短編から長編映画を作ると結構いいものが多いと思ってたのに、この作品は失敗かな。
不気味な雰囲気だけはものすごく漂ってました!