発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3395.~感性に拠る~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「ひらがなに目!?」(2月25日)

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

4月に新1年生になるTくん。

昨年の秋に入会された活発な男の子です。

まずはしっかりとした線を描くことが一番の課題でしたが、もともと絵を描くことが好きなためか鉛筆もすぐに正しく持てるようになり、今では線も大分しっかりしてきました。

ひらがなも試みていますが、字というものを習い始めたばかりとあって、はじめは字も絵の一種という感覚のようです。

例えば「あ」を書くと、そのあと、線で囲まれた部分に目を描いてしまいます。

「書く」から「描く」に変えてしまうのです。

「おもしろいな」と思いつつ、字形はきちんと覚えられているのか心配でしたが、自分の名前文字は、ランダムでも間違えないほどに習得していました。

それを見て、自信を持って字が書けるようになれば、「描く」への変換は無くなるのではないかと思いました。

Tくんの「描くことが好き」という気持ちを大切にしながら、全50音の習得を目指して、「書く」ことの学習を進めていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「あ」に目を描くとは、すばらしい感性ですね。おもしろい!文字にも、一つひとつ個性があります。単に形態と云うよりも、その文字から醸し出される個性、表情があります。それを感じられる力は、とても大切です。文字に限らず、私たちの記憶を確実にしているのは、感性の力に拠るところが大きいと感じています。Tくんの感じる力を大切にしながら、これから始まる教科の学習を進めていきましょう。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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