「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「数学習、操作を通して」(7月21日)
※Elephasブログは、都合によりましてしばらく本欄に全文をご紹介させていただきます。
おはようございます。津田沼教室の酒巻です。
Eくんと積み木で数の学習をしていました。6個の積み木を1列に並べ、数を聞くとEくんは「ろく!」と答えることができます。
少し並べ方を変えてみて「次はこれと同じ形を作ってみましょう」と、3個ずつ並べたもの2組、ずらして置いてみました。
Eくんは同じ形を作ることがなかなかできず、6個の積み木を真横に並べてしまったり、迷ったりで途方に暮れていました。
「まずここに置いて、その下にもう一個、今度はここに置いてみようか…次はどこに置けばいいかな?…」、などと作業を進めていくうちに
Eくんは、一瞬ハッと何か気がついたような表情をして、すぐに積み木を並べ始めました。
Eくんの中でどうやら課題の意図がつかめたと同時に、その手順も理解できたようです。こういった作業(課題)を何度も繰り返していくうちに、
瞬時にある個数を一度に取り出したり、りんごがランダムに配列されている絵を見ても、いつの間にか3個と3個で6個、4個と4個で8個と、
瞬時に見えるようになってきたのです。
数を数えるという課題と共に、積み木で数を作るという操作活動を通して、数の量的な見方がだんだん豊かになってきたのを感じた時でした。
わかったとき、気付いた時のEくんのあのやる気、笑顔は素晴らしいものです。
>発達支援教室Elephas(エレファース)
http://www.zoukei-rythmique.jp
◇ワンポイント・メッセージ◇
すばらしい実践ですね。
初代の所長は折に触れ、数学者ガウスの話をしていました。
煉瓦工の父をもつガウスは、幼少の時、「1~100までの数を合計すると全部でいくつになるでしょう」との問いに、
即座に「5050」と答えたと云うことです。
規則的に煉瓦が積まれていくイメージと重ねて、数の組み合わせをイメージすることができたのでしょう。
1と100で101、2と99で101、3と98で101、…101が50組になるから、5050、ということですね。
私たちも、1~10のブロックでしたら、イメージしやすいですね。
生徒さんもきっと楽しめることでしょう。
>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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