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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

487.見えない成果

487.見えない成果
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 23日にご紹介したメールの親御さんから、再びメールをいただきました。同じ課題を抱えていらっしゃる方がたくさんおられると思いますので、少しでもお役に立てますようにこの場でお返事させていただきます。

 ひらがなのお勉強を始められて、「ひらがな読めるようになったのね」と保育園でほめられたとのこと。良かったですね。この「良かった」には、いろいろな「良かった」を含めていま申し上げています。

 ・OTやPTの機能訓練に加えて、すでに学習を始められていること
 ・まだ気まぐれ的であっても、文字に興味が出てきたこと
 ・たとえ何文字でも、実際に読めるようになったこと=それだけの力(体力、学力、気力)が備わっていること
 ・ご家庭に学習の環境があること
 ・保育園にあたたかい眼差しがあること
 

 家庭学習は教室での学習とちがって、なかなか進まないことがあるでしょう。まずはお子さんの興味のあることからはじめましょう。コツは、長々と行わないことです。短時間でも、毎日行えば成果は上がります。そして就学までに、1日15分でいいですから、家庭学習の体制を作っていかれることです。

 「お母さんとお勉強するのはたのしい!」と思わせるような、かかわり方をしてあげてください。そうすれば、可能です。

 先日講師から、
「きょう、○○ちゃんは体の具合が悪くてお母さまは教室をお休みさせようと思われたそうですが、○○ちゃんがどうしてもお教室に行く、ということでお出でになりました。でも、とってもがんばりました」という報告を受けました。
 
 年少のお子さんの学習への動機付けは、「たのしい」が1番です。楽しければ、取り組みます。取り組めているとしたら、それはわかっているからです。わかっていれば、学習は進んでいる、と考えて間違いありません。

 講師は熟練してくると、生徒さんの小さな成長を見逃さずに認知することが可能となります。通常なら見えない成果も、見えてきます。ですから、あせったりあきらめたりすることなく学習を進めることができます。

 親御さんは、お子さんの学習の進展の指標としては、「取り組めているかどうか」であっていいと思います。取り組んでいれば、かならず目に見える成果が、思わぬところで現れてきます。

 初代の玉野良雄所長も言っていました、
 ・・・ あまやかさない  あせらない  あきらめない ・・・
 「3つのあい」です。

   

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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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