発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4863.~リズムに乗って~

4863.~リズムに乗って~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「また、やろうね、やろうね」(11月14日)

おはようございます。Elephas 東中野教室の安齋です。

♪「頭 > 顔 > 首 …」

Aさんは、この歌が大のお気に入りです。

授業の最後に必ず講師と一緒に、身振り手振りを交えて表現します。

身体全体でリズムを取りながら、歌詞で示される身体部位を両手でおさえていきます。

♪「… 腰 > おへそ > …」と次々しっかりと部位の位置をおさえますが、

どうしても腕・足になると、左/右の位置関係が完全ではなく、なかなか定着していません。

ご本人も何か納得できない表情をします。

講師が補助して歌に合わせ腕や足を軽くポンと叩いてあげたり、歌無しの時に

「右足は?」「左足は?」と聞くとほとんど位置を示す事が出来るのですが...。

お父様は「彼女としては、歌の中で “右“ ”左“ をバッチリ決めたいんでしょうね」と話してくださいます。

ご本人は「また、やろうね、やろうね」と言って帰られます。

テーブルの右側に「みぎ」、左側に「ひだり」と大きく紙を貼ってみたり、

大好きな黄色い画用紙で「みぎ」「ひだり」を書いた輪を作り、手足に巻いてみたり(これが今一番効果的です)。

視覚的に認識しやすい工夫などをして、Aさんにもっと喜びを感じてもらえるように、いろいろトライ中です!

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aさん、日常の動きからしてとてもリズミカルな楽しい生徒さんです。「歌の中で “右“ ”左“ をバッチリ決めたい」、その気持ちが叶うように、どちらが片方にだけ、もしも右利きならば、右手、右足にだけ、大好きな黄色の輪をつけてみるのはいかがでしょう? こんなことを考えていくのも、講師の楽しみとやりがいですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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