発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

2544.~体に感じて~

2544.~体に感じて~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

 
◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「"心"って?」(6月8日)
・・・ワークの中に「心」について問われる問題がありました。生徒さんに「心にはどういう心がありますか」と質問すると、「親切な心」「大切な心」、とすてきな心の例が出てきました。「人に親切にしたことがありますか」と尋ねると、「電車で席を譲ってあげた」との返答・・・。

「心」、この生徒さんは自分なりにしっかりと心というものを感じ、理解して答えられたようですね。
しかし「心」とは、概念的というよりも、漠然としてなかなか捉えにくいものでもあります。

「胸を痛める」「胸を躍らせる」などと言いますが、心とは「胸」にあるのでしょうか?
それとも「脳」?

「電車で席を譲る」、私たちは何故そうするのでしょうか?
道徳でそう習ったから? 優先席だから?
だとしたら、それは心の働きによるものではなく、知的働きによる行為です。

この生徒さんは、きっとお年寄りへのやさしい気持ちから席を譲ったのでしょう。
やさしい気持ち、心が動く、自身の体に何かを感じる。

「ボラティア(volunteer)」の語源は、ラテン語の「volunts(自由意志)」とのこと。
傷ついた旅人を助けた良きサマリア人の話がありますが、サマリア人はなぜ旅人を助けたのでしょう。
原語で読むと、「旅人を見て、自身の内臓が動いた」、とあるそうです。

つまり、人の痛みを自身の痛みとして感じる、ということ。
「心から」「心を込めて」というのは、そういうことなのでしょう。

ひとり一人の生徒さんには、「ここぞ」というポイントの時があります。
その時に、生徒さんの切実な思いを自身の体に感じて行動的に療育に携わりたい、と思っています。




>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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