2895.~集中~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「「先生、漢字、全問正解だった」(7月24日)~
おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。
国語のテスト対策をどうするか。N君と相談した結果、漢字を集中して学習することになりました。
出題が予想される漢字をカードにしました。分厚いカードの束を講師が一枚一枚めくりながら、N君がそれらの漢字を読んでいきます。読めたカードは机の右側に、読めなかったものは左側に。鉄道に詳しいN君は左右のカードを車両に見立てて、8両編成、10両編成などと言っています。
「うわ~ぜんぜん読めないよ。何番線まであるんだよ~。」説明文や、昔の小説に出てくる漢字はどれも難しいものばかりで、左側の「読めなかったカード」がどんどん増えていきます。
「N君、車両基地に電車が並びすぎだよ。急いで整備して発車しないと。お客さんが待ってるよ。」声かけをしながら何回もカードをめくりました。「すごいね、これは通勤快速かな。新幹線みたいに16両編成ができそうだね。」
期末テストが終わり、しばらくたった日のことです。「先生、漢字、全問正解だった。」他の講師との数学の授業を終えたN君がわざわざやって来て、ぼそぼそっと報告し、帰っていきました。
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◇ワンポイント・メッセージ◇
漢字に集中、得策でしたね。
何か一点に絞って集中することは、思いのほか難しいことです。
ついつい、あれもやらなくては、これもやらなくては、と右往左往してしまいます。
捨てることは、難しいのです。
二兎を追うもの一兎を得ず。実際には、二兎どころか、何兎、いな何十兎をも追ってしまいがちです。
「先生、漢字、全問正解だった。」・・・この言葉の重みを、しっかりと把握しましょう。
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