4298.~焦らず、諦めず・・・~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「授業を拒んでいたC君が」(1月25日)
おはようございます。府中教室の岩崎です。
初回の授業のときに、講師を見るやいなや、狭い隙間に身をよじり隠れてしまった中学1年生のC君。
授業では彼は一言も発することなく終了しました。
翌週は、床に寝そべってしまい、完全に授業を拒むという意思を。
それでも、講師は声をかけ続けていきました。
それに対して、C君も少し目を合わせてきて、訴えてくるものを感じるようになりました。
講師としては、彼に遠慮していたらいつまでも進展しないと思い、
言葉に気をつけながら根気よくコミュニケーションを取り続けていきました。
2カ月過ぎた今、C君は自分の意思を示すようになりました。
何がきっかけかはわかりません。
今では彼とはぎこちない会話ながら、ときどき座る姿勢の指摘をしても嫌がる顔を見せることはなくなりました。
学習も一歩一歩、進めることができています。
◇ワンポイント・メッセージ
C君、中学1年生ですね。ということは、就学してほぼ7年。これまで、学習に対して、また先生や友達との人間関係において、いろいろな思いを抱いてきたことでしょう。何が要因かはまだ把握できなくとも、根気良いコミュニケーションによって、C君が少しずつでも講師に目を向けることができてきたことは、大きな成果ですね。この2か月の働きかけが、間違っていなかった、とは云えそうです。まさに、「焦らず、諦めず、・・・」、講師は親御様と共に働きかけていってください。C君も気持ちの上では、きっと同じ努力をしていることでしょう。