3171.~小さな努力で、小さな結果を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「努力、筋力」(6月7日)~
おはようございます。拝島教室の嶋村です。
中学2年生の国語の教科書(『新しい国語』東京書籍)には
重松清さんの短編「卒業ホームラン」が掲載されています。
お父さんは野球のリトルリーグの監督。
息子は小学6年生。お父さんのチームの選手でリトルリーグ最後の試合に出かけるところ。
息子の実力は、「万年補欠」。
中2の長女は、受験を前にして、勉強をさぼりがち。
「(…)頑張っても、なあんにもいいことないじゃん」
という長女の言葉に、最後の試合にも出られるか危うい息子のことが頭をかすめたお父さんは
返す言葉が見つかりません(しかし、とっても胸にしみる結末があります!)。
「お父さんの立場」だったら、なんて言おうか……
頑張っても、頑張っても、報われないことはあります。
望んだ結果に結びつかないことも。
それでも、ひたむきな努力は「筋力」を必ず自分につけています。
転んだときに、うちのめされたときに、自分で起き上がるための筋力です。
そしてそれは、望んだ以上の結果を、あとから連れてくることだってあるのです。
努力を笑っては、侮っては、いけません。
◇ワンポイント・メッセージ◇
努力できること自体が、一つの能力ですね。
「努力したって、どうせ!」とあきらめてしまったり、「努力するなんて、あ~、めんどくさい!」と心理的に不安定になってしまったり、「努力するなんて、あ~、イライラする!」と身体的不調をきたしてしまったり・・・。時にこんな状況が見受けられます。
まずは小さな努力で、小さな結果を出すことからスタートしましょう。努力には結果が付いてくるということを信じられるようになると、まだ結果が見えない時であっても、コツコツと努力を積み重ねることができるようになります。