「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「微笑みながら、小さな拍手を」(11月10日)
おはようございます。西国分寺教室の髙須です。
造形リトミック「創造造形」(基本パターンから発展する画用紙工作)。
紙を、折る・切る・貼る等、一つひとつの工程は簡単そうではありますが、
作品を仕上げるとなると案外難しいものです。
社会人のSさん、工作はいつも大胆にスピーディーに仕上げていきます。
そのSさんと『ワニ』を作った時のことです。
背中のうろこや目など、細かな切り込みがたくさんあります。
背中のうろこにさしかかったとき、講師が、
「ゆっくりゆっくり」と声掛けしながら、Sさんのはやる気持ちを抑え、
切り落とすことなく何本もの切り目を入れるようにしました。
最後の切り込み、目の部分もゆっくりと。
「ワニ、できましたね!」と講師が歓声を上げると、
Sさんは、大きな体をややすぼめ、嬉しそうに微笑みながら、小さな拍手をしました。
工作は、目分量や、力の入れ具合といった感覚が大きく左右します。
Sさんは、気持ちをこらえて、ていねいに作業を進めた結果に満足されたのでしょう!
◇ワンポイント・メッセージ
Sさんのワニ、大成功ですね!Sさんは、ゆったりと大きな体格の生徒さんです。そのSさんが、こまかな作業にていねいに取り組み、完成に“微笑みながら、小さな拍手を”とは、何ともユーモラスで、微笑ましく、・・・。小学生の頃からのSさんを知っているだけに、とっても楽しく、嬉しい記述でした。Sさん、創造造形にこんなふうに取り組み、創造造形をこんなふうに楽しんでくださっているのですね。これからも、Sさんの手による作品がたくさん生まれますことを。