発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

42.ちょっと一息 (ペットについて)

42.ちょっと一息 (ペットについて)

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。

 私は子どものころ、犬2匹、猫数匹、ウサギ数匹、リス、アヒル・・・といろいろ飼っていました。それぞれ特徴があって面白かった。とてもいい思い出です。アヒルが犬をお父さんだと思っていつも後ろを付いて歩いてました。アヒルが通りがかりの人の買い物袋の中のキャベツなど葉物をつついて困ったこともありましたが、笑い話です。今は、小型犬プードル(11歳)を飼っています(まだプードル人気のまえのことですが)。W.ディズニーもプードルを飼っていたそうですね。

私と同じく動物好きの息子のたっての希望で、お店にいたちょっと大きめで値引きのプードル選びました。子どもにとって、小さくても夢がかなうことはとても大切です。

 「レイダ」と名づけられたこの犬、いやパートナーは私の近くに一番長くいます。私は自分が大のおやつ好きですので、何か食べる時はいつも必ずレイダにも少しあげます。お風呂は私の係り、トイレも私が多いですか。犬は感心するほど忠実です。近くにいるとほっとします。

 私は特に、犬族は好きです。ですから、親戚筋のオオカミも大好きです。この2種のことは、どちらも尊敬しています。犬とオオカミはそもそも同族でしたが、それぞれに強い思いがあって種として分かれていったのではないかと私は考えています。昆虫も植物も、すべての生き物はそうなのではないでしょうか。

 まず、「オオカミ」は本来自然界での狩人です。肉食で集団行動をとります。トラやライオンほどの力はありませんからチームワークで生きているのです。リーダーは常に、先陣きって闘うと聞いています。平均寿命は5~6年。自然界は厳しいですね。これが自由の代償です。伝統と誇りを感じます。

 モンゴルではオオカミは害獣ですので、イヌワシを使って狩をします。まず馬賊が追い最後にイヌワシが空から、追い詰められた1頭にトドメをさします。そのオオカミが絶命する瞬間に、「仲間は逃がしたぞ」というような声が聞こえてくるのは私だけでしょうか?

 *最近知りましたが、野生のオオカミでも種類によっては人に危害を加えず、少しずつ時間をかけて近づくとなつくことを知りました。頭が良くむやみに争わない姿勢に、さらに驚きと尊敬の念がわきました。


 一方「イヌ」ですが、彼らはまったく逆の生き方を選択したように私は感じます。「闘い」ではなく、「友好、信頼、忠実、愛」に生きることを選びました。彼らも尊敬に値します。その恩恵は平均寿命が10~12年です。言葉を理解し、信頼を持ち、忠実で、愛に生きる。私には、ペットという言葉が「パートナー」と聞こえます。

 何か、人間が失いかけているものを感じます。「かわいい」「笑顔」「おちゃめ」「元気」「くいしんぼう」「前向き」「いつもいっしょ」・・・良いイメージが次々にわいてきます。
 
 犬はきっと、子どもたちの良きパートナーともなるでしょう。もちろん、手間はかかります。しかし、犬から得るものはその手間よりもはるかに大きいでしょう。

 「友好、信頼、忠実、愛」に生きる犬、彼らは全身で喜びを表現します。療育において、子ども達にとっても、親御さんにとっても、療育者にとっても、心の安らぎと充足が何よりも必要なのです。


info@zoukei-rythmique.jp  造形リトミック教育研究所
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