3007.~楽しく学ぶ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「Sくん、空気を和ます」~
おはようございます。秋津教室の髙澤です。
今、受験生は受験シーズン真っただ中で頑張っているところです。1つでも多く習得して力をつけて欲しいと考え、指導に当たっている毎日です。
そんな最中ですが、今日は受験とは全く関係のない、小学生Sくんについてお話します。
Sくんの可愛さ純粋さは入室はじめから授業中随所にあり、日頃受験準備でピリピリしがちな所を正してくれています。
授業では教科書をひとりで音読したり、時には講師と音読したり、その時には「せいの!」の声出だしの掛け声をかけてくれます。
SSTでは困った行動を確認したり、その解決策を考えたりという中で楽しい発話が広がります。内容が日常の生活だったり、学校生活だったりする時には、直ぐに笑顔で反応。
プリントをする時になると、その中の絵などいろいろと興味を示してくるので、「いいぞ、いいぞ」と思いながらその生態の話になったりしていきます。
これからも、今のこの学習に向かう純粋さを大切に授業を進めていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Sくんは、小学2年生。学習が楽しくてしかたがないというような、本当に素直な反応。すばらしいことですね。
しかし小学校低学年であっても、そろそろ教科学習に抵抗を示すケースも少なくありません。
教科課題も次第に難しさを増してきます。それでも楽しく学習に取り組める態勢を長く継続させるには、・・・?
・決して無理をさせないことです。内容的にも、量的にも。
・つまずいたときや、ケアアレスミスに対しても叱らないことです。
・もう一つは、継続的に毎日学習することです。
これらの3つは相補的な関係にあります。3つが同時に整うことによって、学習はスムースに進行していきます。