3963.~面接練習~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「はい・いいえ」(12月30日)
おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。
高等部2年生のT君とは、授業のたびに面接の練習をしています。
授業の冒頭で自己紹介文を書き、次に声に出して答えさせます。
講師が質問をする前に答えてしまうことも多かったのですが、
だんだん質問を聞いてから答えることができるようになってきました。
質問に対して「はい」、「いいえ」と言えるように、
イラストを見て合っていれば「はい」、間違っていれば「いいえ」と答える練習をしています。
最初T君に「くつ」のイラストを見せて、
「これはシャツですか?」と聞くと、
「くつです」と答えました。
想像以上に「いいえ」と答えるのは難しそうでした。
今では随分できるようになり、イラストを見て大きな声で、「はい」、「いいえ」と楽しそうに答えます。
そのあとにもう一度面接練習で名前や学校名などを聞くと、少し大きな声でテンポよく答えられます。
来年の就労のための面接に役立てられるよう、1回の授業を大切に、くり返していきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
「1回の授業を大切に、くり返して」、ここが指導のポイントですね。すべての授業においてそうですが、口頭のやり取りである面接練習においては、殊にこの点がポイントです。面接練習は紙面に形として残りにくいものですから、ともすれば流れやすいやり取りになってしまう可能性があります。面接においても、紙面上に経過を残し、確実に成果を上げていくことが大切ですね。